シャンパン業界の世界市場シェアの分析

シャンパン業界の世界シェア、業界ランキングや市場規模の最新情報について分析をしています。シャンパン業界の四天王と言われるLVMH、ランソン・ボワゼル・シャノワール・シャンパングループ、ブランケン、ローラン・ペリエといった大手シャンパンメーカーの概要や動向も掲載しています。

世界市場シェア

シャンパンメーカー各社の2021年度の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして、2021年のシャンパン業界の市場シェアを簡易に試算しますと、1位はLVMHとなります。⇒参照したデータの詳細情報

シャンパンメーカーの世界シェアと業界ランキング(2021年)

順位会社名市場シェア
1位LVMH48.95%
2位ブランケン5.26%
3位ランソンBCC4.74%
4位ローラン・ペリエ3.33%
シャンパンメーカーの世界シェアと業界ランキング(2021年)

シャンパン業界の世界シェア(2021年)
シャンパン業界の世界シェア(2021年)

シャンパンメーカーの市場シェア1位は、LVMHです。ドン・ペリニヨン、モエ・エ・シャンドン、クリュッグ、ヴーヴ・クリコ等の、有名なシャンパンのメゾン・ブランドで、世界展開をしています。世界2位は、フランスのブランケンです。1976年に設立されて以降、ポメリー、ドゥモアゼル、ブランケン等のブランドで世界展開をしています。世界3位は、フランスのローラン・ペリエです。 ローラン・ペリエのブランドを冠した、ラ・キュベ、ドミ・セック、ブリュット ミレジメなどのブランドで展開をしています。世界4位は、同じくフランスのランソン・ボワゼル・シャノワール・シャンパングループです。1760年に設立された、最古のシャンパンメーカーの1社です。英国王室御用達としても有名です。ワインや蒸留酒でも有名なペルノ・リカールや1976年の創業後に急成長を遂げたニコラ・フィアットも大手です。

市場規模

業界団体のシャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会によれば、2021年、2020年と2019年のシャンパン業界の市場規模は金額ベースで57億ユーロ、42億ユーロと50億ユーロです。出荷本数ベースでは、320百万本、244百万本、297百万本と推計されています。⇒参照したデータの詳細情報

市場規模前年比成長率
2021年57億ユーロ35.7%
2020年42億ユーロ-16%
2019年50億ユーロ2%
シャンパン業界の市場規模推移
©ディールラボ

シャンパン業界の市場規模推移
シャンパン業界の市場規模推移

シャンパンとスパークリングワインの違い

フランスにあるシャンパーニュ地方で、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエというブドウから造られる発泡ワイン(スパークリングワイン)のことをシャンパンといいます。生産条件や品質についても、厳格なルールが定められています。シャンパーニュ地方以外で造られるものは、スパークリングワインと総称されます。

シャンパン大手メーカー

LVMH

LVMHは、1987年にルイ・ヴィトンとモエ・ヘネシーが合併して誕生した世界最大級の仏高級ブランド会社です。高級ブランド業界では圧倒的な存在感を示しており、バッグ、アパレル、ジュエリー、化粧品、ワイン、免税店等多面的に展開しています。Bernard Arnault氏が支配するChristian Dior(クリスチャン・ディオール)を通じて議決権のほぼ過半数を所有しています。主要なブランドには、仏ファッションブランドのLouis Vuitton (ルイ・ヴィトン)、Christian Dior (クリスチャン・ディオール)、BVLGARI(ブルガリ)、シャンパンのDom Pérignon (ドン・ペリニヨン)、Moet & Chandon (モエ・エ・シャンドン)や免税店のDFSが含まれます。さらに詳しく

ランソンBCC(Lanson-BCC)

1760年に創業の老舗。フランスを代表するシャンパンメーカーです。中世ヨーロッパの十字軍を構成したマルタ騎士団をモチーフにしたレッドクロスのエンブレムでも有名です。2006年にボワゼル・シャノワール・シャンパングループの傘下入りしました。主力ブランドは、ランソン・ノーブル・キュヴェ・ヴィンテージ・ブラン・ド・ブラン などがあります。

ブランケン(Vranken)

1976年にポール・フランソワ・ブランケン氏によって設立されたシャンパンメーカーです。ポメリーなどの有力シャンパンブランドを展開です。

ローラン・ペリエ(Laurent-Perrier)

ノナンクール・ファミリーによって経営される老舗シャンパンメーカーです。ローラン・ペリエを冠したブランドで展開しています。有名なシャンパンに ローラン・ペリエ ブリュット などがあります。

ペルノリカール(Pernod Ricard)

Pernod Richard(ペルノリカール)は1975年に2つのフランス企業ペルノとリカールが合併して誕生しました。両社ともに元々は食前酒メーカーです。カナダのシーグラムや蒸留酒大手のアライド・ドメックを買収し業容を拡大しています。

主なブランドは、スコッチのシーバス・リーガル (Chivas Regal)、インペリアル (Imperial)、フォア・ローゼズ (Four Roses)、スコッチのバランタイン (Ballantine's)、バーボンウイスキーのワイルドターキー、ロイヤル・サルート (Royale Salute)、カルーア(Kahlua)、シャルドネ・ピノ・ノワール (Chardonnay Pinot Noir)、アブソルート (Absolut)等です。

ワインでは、豪州ワインのJacob’s creek、スペインワインのCampo Viejo、ニュージーランドワインのBrancottなどのブランドを世界で展開しております。

かつてキリンも一部株式を保有していましたが、ディアジオとの提携に伴い株式を売却しました。
さらに詳しく

参照したデータの詳細情報について


このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。
会員の方はログイン下さい。
会員登録はこちらです。