オフィス家具業界の世界市場シェアの分析

オフィス家具業界の世界市場シェアや市場規模について分析をしています。スチールケース、ハーマンミラー、コクヨ、ヘイワース、ノルといった世界大手オフィス家具メーカーの概要や動向も掲載しています。

市場シェア

オフィス家具メーカー各社の2021年度の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして、2021年のオフィス家具業界の市場シェアを簡易に試算しますと、1位はスチールケース、2位はミラー・ノル、3位はヘイワースとなります。⇒参照したデータの詳細情報

オフィス家具メーカーの世界市場シェアと業界ランキング(2021年)

順位会社名市場シェア
1位スチールケース4.79%
2位ミラー・ノル4.45%
3位ヘイワース3.36%
4位HNI2.40%
5位コクヨ2.34%
6位オカムラ2.09%
オフィス家具メーカーの世界市場シェアと業界ランキング(2021年) ©ディールラボ

オフィス家具の世界シェア(2021年)
オフィス家具の世界シェア(2021年)

市場規模

当データベースでは、オフィス家具業界の2021年の世界市場規模を584億ドルとして市場シェアを計算しております。参照にした各調査会社等の公表データは以下の通りです。

調査会社のアイマークによると、2021年、2020年と2019年の同業界の市場規模は、584億ドル、710億ドルと676億ドルです。2027年にかけて年平均4.1%での成長を見込みます。調査会社のスタティスタによると、2018年の同市場規模は581億ドルです。⇒参照したデータの詳細情報

市場規模成長率
2021年584億ドル4.1%
2020年710億ドル4.4%
2019年676億ドル16.3%
2018年581億ドル6.7%
オフィス家具業界の推定市場規模の推移
©業界再編

M&A(合併・買収)

  • 2021年 ハーマン・ミラーが同業のKnoll(ノル)を買収

さらに業界に詳しくなるためのお薦め書籍と関連サイト

オフィスはもっと楽しくなる―はたらき方と空間の多様性
ハーマン ミラー物語 イームズはここから生まれた
M&Aや再編対象となる家具・インテリアメーカーの分析

世界大手オフィス家具メーカーの動向

スチールケース(Steelcase)

米国に本拠を置く大手家具メーカーです。オフィス家具に強みを持ちます。鉄製の机、キャビネット等で成長を遂げました。ニューヨーク証券取引所に上場しています。

ミラー・ノル(MillerKnoll)

米国を代表する家具メーカーです。ミラー・ノルの前身であるHerman Millerは高級デスクチェアーに強みを持っています。2021年にデザイン家具大手のKnoll(ノル)を買収し、ハーマン・ミラーからミラー・ノルへと社名を変更しました。

Knoll(ノル)
米国を代表するデザイン家具メーカーです。オフィス家具も展開しています。2021

ヘイワース(Haworth)

米国に本拠を置くオフィス家具メーカーです。非公開同族会社です。2014年にイタリアのカッシーナやカッペリーニブランドで有名なポルトローナ・フラウ(Poltrona Frau)をルカ・ディ・モンテゼーモロ(フェラーリやフィアットの元会長)率いる投資ファンドから買収しました。

HNI Group

米国に本拠を置くオフィス家具や暖炉大手です。Honブランドのオフィス家具を展開しています。

レイジーボーイ(La-Z-Boy)

1927年に設立されたリクライニングチェアの大手です。住宅用家具の製造・販売会社に強みを持ちます。

コクヨ

1920年に設立された事務用品大手メーカーです。オフィス家具、オフィス用品通販・小売、文具の製造販売が事業の柱となります。ショウワノート、ぺんてる、gooddaysなどと資本提携をしています。

オカムラ

1946年に設立されたオフィス家具大手です。店舗用陳列棚、ショーケースやオフィス向けセキュリティサービスなども手掛けています。

日本では他にイトーキがオフィス家具大手です。中国では浙江圣奥家具制造や东莞美时家具が大手メーカーです。欧州ではVitraやKinnarpsが大手です。

参照したデータの詳細情報について


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