運輸業界でM&Aの対象となる会社の分析

特殊輸送分野で今後M&Aの対象となる可能性がある会社

社名:Life Science Logistics(ライフサイエンスロジスティクス)
本社所在地:米国
買収を発表した年:2021年11月
現在の株主:ブラックストーン
製薬会社や医療機関に対して温度調整が可能な物流サービスを提供しています。

社名:Ava Global Limited(アバグローバルリミテッド)
本社所在地:イギリス
買収した年:2021年8月
現在の株主:フェニックスエクイティパートナーズ(Phoenix Equity Partner)
Ava Global Limited(アバグローバルリミテッド)は高額貨物の安全な輸送と保険をコーディネートする輸送会社です。同社はオーストラリア証券取引所に上場するセキュリティ大手であるAva Risk Groupの子会社でしたが、フェニックスエクイティパートナーズが買収をしました。
※投資ファンドの傘下で、フォワーディング事業の肝である拠点網の拡充と顧客獲得で重点的な施策がとられるでしょう。

社名:Recochem
本社所在地:カナダ
買収した年:2018年
現在の株主:HIGキャピタル
Recochemは、液体の輸送サービスを提供しています。HIGキャピタルが2018年9月にSwander Pace Capitalから買収をしました。

社名:Envirotainer
本社所在地:スウェーデン
現在の株主:シンベン
Envirotainer(エンバイロテイナー)は、1995年にスウェーデンで設立されたコンテナ輸送サービス会社です。温度管理を徹底した特殊コンテナを利用したコールド・チェーン・マネジメントに強みを持ちます。オペレーション拠点はドイツ、アメリカ南部、シンガポールにあります。シンベンが買収をしました。

社名:CMS
本社所在地:インド
現在の株主:ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア
CMS(シーエムエス)は、インド最大の現金物流会社です。ATMの運営管理も行っています。ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアが買収しました。

社名:BlueCrest
本社所在地:米国
買収した年:2018年
現在の株主:プラチナエクイティ
BlueCrest(ブルー・クレスト)は、北米にて郵便物の印刷、封入・封かん(インサート)、仕分け(ソート)等を行っています。プラチナエクイティが、2018年にPitney Bowes(ピツニーボウズ)より買収しました。

社名:Wallenborn
本社所在地:ルクセンブルク
買収した年:2018年
現在の株主:エクイストーン
Wallenbornは空港向けの運輸サービスを提供しています。

通関サポート分野で今後M&Aの対象となる可能性がある会社

社名:Customs Support
本社所在地:デンマーク
買収した年:2020年
現在の株主:メンタ・キャピタル
Customs Supportは、輸入や輸出書類の作成、VATの計算といった関税手続きのサポートをする会社です。オランダ、ベルギー、ドイツ、フランス、英国、ポーランドで展開しています。Castik Capitalが2020年にメンタ・キャピタルが買収しました。

社名:Livingston
本社所在地:カナダ
買収した年:2019年
現在の株主:プラチナエクイティ
Livingston(リビングストン)は、カナダに本拠をおく、通関、貨物輸送、貿易コンサルティングを専門とする国際貿易サービス会社です。プラチナエクイティが2019年にカナダ年金制度投資委員会(CPPIB)から買収をしました。

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