豊田自動織機は、1926年に設立されたトヨタ自動車工業の源流系企業です。自動車のエンジンやカーエアコン用コンプレッサー、カーエレクトロニクス(DC-ACインバーター)、産業車両(フォークリフト)やマテリアルハンドリング事業が主軸です。
フォークリフトでは独Kion(キオン)とともに業界首位を競っています。2012年米国のフォークリフト用アタッチメントの製造・販売の世界最大手のカスケード社を買収しました。2014年には台湾に本拠を置くフォークリフトメーカーのTailift(タイリフト、台湾)を買収しています。2017年にはマテハン業界大手の米国のバスティアンやオランダのファンダランデを買収しました。
2018年度
売上高は前年度比10.53%増の2,214,946百万円になりました。営業利益は8.65%減 の134,684百万円になりました。営業利益率は6.08%になりました。
2019年度
売上高は前年度比1.97 減の2,171,355百万円になりました。営業利益は4.79%% 減の128,233百万円になりました。営業利益率は5.91%になりました。
2020年度
売上高は前年度比2.44% 減の2,118,302百万円になりました。営業利益は7.89% 減の118,159百万円になりました。営業利益率は5.58%になりました。
2021年度
売上高は前年度比27.71%増 の2,705,183百万円になりました。営業利益は34.62%増 の159,066百万円になりました。営業利益率は5.88%%になりました。
2022年度
売上高は前年度比24.94%増の3,379,891百万円になりました。営業利益は6.81%増の169,904百万円になりました。営業利益率は5.03%になりました。
2021年度第4四半期(1-3月)
売上高は前年同期比23.97%増の737,234百万円になりました。営業利益は-41.62%の22,774百万円になりました。営業利益率は3.09%になりました。
2022年度第1四半期(4-6月)
売上高は前年同期比23.13%増の759,631百万円になりました。営業利益は-24.15%の43,611百万円になりました。営業利益率は5.74%になりました。フォークリフト、繊維機械や自動車エアコンなどが好調でしたが、原材料の値上がり、人件費の増加、諸経費の増加したことから増収減益となりました。
2022年度第2四半期(7-9月)
売上高は前年同期比30.89%増の842,865百万円になりました。営業利益は31.26%増の48,399百万円になりました。営業利益率は5.74%になりました。
2022年第3四半期(10ー12月)
売上高は前年同期比22.34%増の856,069百万円になりました。営業利益は46,678百万円、営業利益率は5.40%になりました。原材料、人件費の増加、物流費を含む諸経費の増加があったが、売上の増加、為替変動による影響で利益増となりました。
2022年第4四半期(1ー3月)
売上高は前年同期比54.34% 減の912,326百万円になりました。営業利益は31,216百万円、営業利益率は3.42%%になりました。販売拡大に努め、売上高増加につながりました。
希薄化後EPSは前年度比11.76%増 の621.17円になりました。1株当たりの配当は前年度比6.96%増 の190円になりました。配当性向は30.59%になりました。
2024年3月
今期の売上高は3兆5000億円、営業利益は1800億円を見込みます。
産業車両、自動車部品と祖業の織機の開発製造は主力となります。
産業車両事業
「トヨタL&F」「レイモンド」「アイチ」のブランドでフォークリフトを製造販売しています。ユニット式自動倉庫や高所作業車も手掛けています。
自動車事業
エンジン、ターボチャージャー、コンプレッサー、プレス金型、コーバーターなどのカーエレクトロニクスを開発製造販売しています。
繊維機械
高速リング精紡機や高速粗紡機などを手掛けています。
2012年 米国のフォークリフト用アタッチメントの製造・販売の世界最大手のカスケード社を買収
2014年 台湾に本拠を置くフォークリフトメーカーのTailift(タイリフト)を買収
2017年 マテハン業界大手の米国のバスティアンやオランダのファンダランデを買収
2022年 ドイツ・物流システムインテグレーターのviastore(ヴィアストア)社を買収