薬局・ドラッグストアチェーンの世界市場シェアの分析

薬局・ドラッグストアチェーンの世界シェアと市場規模の情報を分析しています。ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、CVSヘルス、ライト・エイド、A.S.ワトソン等の薬局チェーン大手の動向も掲載しています。

世界シェア

最新業界別売上高世界ランキング第5巻に記載のドラッグストアチェーン各社の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして2019年の市場シェアを簡易に試算しますと、1位はウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、2位はCVSヘルス、3位はA.S.ワトソンとなります。

1位 ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス 15.5%
2位 CVSヘルス 9.6%
3位 A.S.ワトソン 2.4%
4位 ライト・エイド 2.4%
5位 dm-ドロゲリエ・マルクト 1.2%
6位 ウェルシア 0.9%
7位 ツルハ  0.9%
8位 ロスマン 0.8%

薬局チェーンの世界シェア1位は、米国のウォルグリーン・ブーツ・アライアンスです。2位と4位には、同じく米国のCVSヘルスとライド・エイドが追い上げます。CVSヘルスは、医療保険会社エトナの買収、ライト・エイドは、食品大手のアルバートソンが買収を検討するなど、薬局チェーン業界を超えた再編が起こっています。3位には、香港の名門企業である、ハチソン・ワンポア傘下のワトソンとなっています。ワトソンは、ジャーディン・マセソンのガーディアンズと並び、アジア最大級の薬局チェーンです。5位には、ドイツを中心に東欧で展開をするドロゲリエ・マルクトとなっています。日本の最大手である、ウェルシアやツルハは6位、7位です。

市場規模

調査会社のビジネスリサーチカンパニーによれば、2019年の薬局・ドラッグストアチェーンの世界市場規模は9231億ドルです。2019年から2023年に年平均3%での成長を見込みます。当サイトでは、同業界の市場規模を9000億ドルとして、市場シェアを計算しております。

世界の主要ドラッグストアチェーンの動向

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(Walgreens Boots Alliance)
米国に本拠を置く薬局・ドラッグストアチェーンです。2014年に米国のウォルグリーンが、英・スイス系のアライアンス・ブーツを買収して誕生しました。米国以外にも英国、タイ、メキシコ、チリ、欧州にも進出しています。処方箋の調合や一般用医薬品、医薬品のメール・オーダーを取り扱っています。

CVS Health(CVSヘルス)
1964年に創業された米国を代表する薬局チェーンです。米国での事業展開がメインとなっています。2017年に医療保険会社エトナ(Aetna)の買収を行いました。

Rite Aid(ライト・エイド)
米国に本拠を置く薬局チェーンの老舗です。2017年にウォルグリーン・ブーツ・アライアンスがライト・エイドの買収を試みましたが失敗し、食品大手のアルバートソンズに買収されました。

A.S. Watson(A.S.ワトソン)
李嘉誠氏や李澤鉅氏率いる香港に本拠を置く長江実業(Cheung Kong、チョンコン)が買収したハチソン・ワンポア(Hutchison Whampoa)が運営する薬局チェーンです。アジア地域では最大規模です。ハチソン・ワンポアは港湾運営でも世界大手級です。薬局チェーンのワトソン以外にも、スーパーのPARKnSHOP、電気量販店のFortress、免税店等を展開しています。

dm-drogerie markt(dm-ドロゲリエ・マルクト)
ドイツに本拠を置く薬局チェーンです。ドイツ以外にもオーストリア、チェコ、スロベニア、ハンガリー、スロバキア等で店舗を展開しています。

Dirk Rossmann(ロスマン)
ドイツに本拠を置く薬局チェーンです。

ツルハドラッグ
日本を代表する薬局チェーンです。元々は北海道が地盤でしたが、現在は全国で展開しています。傘下にレデイ薬局、福太郎を有しています。マツモトキヨシ、ウェルシア等が競合大手です。

業界関連書籍
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月刊激流 2018年 01 月号〔ドラッグストア異業種侵攻業態の猛威〕
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