自転車業界の世界市場シェアの分析
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自転車業界の世界市場シェアの分析

自転車業界の世界シェアランキングと市場規模について分析をしています。ジャイアント、メリダ、ドレル、シマノ、アクセルグループ等の世界の主要な自転車メーカーの動向も掲載しています。

【市場シェア】

自転車メーカー各社の2022年度の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして、2022年の自転車業界の市場シェアを簡易に試算しますと、1位と2位は昨年同様、1位はシマノ、2位は台湾のジャイアント、3位はオランダのポン・バイクとなります。

自転車メーカーの世界市場シェアと業界ランキング(2022年

順位 企業名(日本語) 市場シェア
1 シマノ 6.09%
2 巨大機械工業 4.53%
3 ポン・バイク 3.94%
4 アクセルグループ 2.26%
5 メリダ・インダストリーズ 2.00%
6 ブリヂストンサイクル 0.78%
7 パナソニックサイクルテック 0.46%
8 ブロンプトン・バイシクル 0.20%
9 チューブ・インベストメント 0.15%

【市場規模】

当サイトでは、2022年の自転車業界の市場規模を646.3億ドルとしております。参照した情報は以下の通りです。

調査会社のグランドビューリサーチによると、2022年の同業界の市場規模は646.3億ドルです。2023年〜2030年にかけて年平均9.7%での成長を見込んでいます。

調査会社のフォーチュンビジネスインサイトによると、2022年の同市場規模は1019.2億ドルです。2023年には1103.8億ドルから2030年には2289億ドルへと拡大する見込みです。また、2030年にかけて年平均は11.0%と予測されます。

なお、台数ベースでは、世界で概ね2.57億台と言われています。自転車販売台数の最大シェアはアジアで、その中でも中国の市場規模は根強く、9,800万台程度販売実績があり全体の40%弱となります。アジアに続いてはヨーロッパがシェア率が多く3,200万台となります。

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【M&Aの動向】

2018年 ブリヂストンサイクル株式会社は、ブリヂストンサイクル東日本販売株式会社とブリヂストンサイクル西日本販売株式会社を吸収合併することを決定

2019年 メリダ・インダストリーは株式会社モリタホールディングスから株式会社ミヤタサイクルの株式25%を取得。ミヤタサイクルは2020年7月にメリダジャパン株式会社に名称変更及び会社分割。

2022年 ポン・ホールディングスがドレル・スポーツを8億1000万ドルで買収完了

2022年 株式会社シマノはサイクリング用アパレル販売の米国子会社DASHAMERICA, INCをShock Doctor, Inc.に譲渡

2022年 KKRはアクセル・グループの買収に15億6000万ユーロで同意

2023年 チューブ・インベストメントとPremji Invest社がLotus Surgicals社買収で提携

【自転車メーカーの概要や動向】

ジャイアント・マニュファクチャリング(巨大機械工業)

1972年に創業の劉金標(King Liu)率いる世界最大級の自転車メーカーです。マウンテンバイクやクロスバイクを得意としています。LVMHが買収したPinarello(ピナレロ)等の高級自転車のOEMに強みを持ちます。

シマノ

日本を代表する自転車の変速機メーカーです。変速機等の自転車部品の分野では世界最大級です。自転車部品大手のイタリアのCampagnolo(カンパニョーロ)と米国のSRAM(スラム)等と競合しています。自転車以外にも釣り具を展開しています。

メリダ・インダストリーズ(Merida Industries)

台湾を代表する自転車メーカーです。自動車の設計から販売まで一貫体制を構築して世界展開を図っています。

ドレル(Dorel Industries)

1962年に設立されたカナダに本拠を置く自転車、家具やベビーカーやチャイルドシート等のメーカーです。自転車事業ではキャノンデール(Cannondale)やシュウィン(Schwinn)といったブランドを擁しています。自転車の中でもマウンテンバイクに強みを持ちます。ベビーカーの分野ではQuinnyブランド等を展開しています。

アクセルグループ(Accell Group)

オランダに本社を置く自転車メーカーです。傘下にドイツのWINORA(ヴィノラ)社を有しています。

トレック・バイシクル(Trek Bicycle)

米国を代表する総合自転車メーカーです。ロードバイク、マウンテンバイク等の幅広い品ぞろえです。Trek, Electra Bicycle、Gary Fisher(ゲーリー・フィッシャー), Bontrager(ボントレガー), Diamant Bikes, Villiger Bikes等のブランドを展開しています。非公開会社です。

Tube investments of India(チューブ・インベストメント)

1949年に創業されたインドに本拠をおく自転車メーカーです。自転車以外にも金属製品、バイク、ITサービス等を複合的に展開しています。

ヤマハ発動機

1955年に設立された日本を代表する輸送機メーカーです。楽器を手掛けるヤマハとは源流が同じ兄弟会社です。バイク、プレジャーボート、オフロード車、スノービークル、電動アシスト自転車、ゴルフカートなど幅広い輸送機を手掛けていることが特徴です。さらに詳しく

ブリヂストン

1930年に石橋氏が福岡にて創業した日本を代表するタイヤメーカーです。世界ビッグ3の一角です。幅広い輸送機(乗用車用、トラック・バス用、二輪車用、航空機用、建設・鉱山車両用、農業機械用)の新車及び補修用タイヤを手掛けています。米ファイアストンを傘下に保有しています。

テニス(2020年に撤退を発表)・ゴルフ・自転車等の分野でも事業を展開しています。2019年にオランダの地図大手TomTomからテレマティックス事業を約10億ドルで買収し、タイヤを通じたビッグデータの解析の強化を図っています。従来のタイヤ製造販売事業から、TaaS(タイヤアズアサービス)とよばれる事業モデルへの変革をすすめています。ゴルフボールは、1935年に国産ボールを販売して以降、現在はTOURSTAGE、Newing、Reygrande、ツアーB等のブランドで展開しています。さらに詳しく

パナソニック

パナソニックは、1917年に松下幸之助氏によって設立された日本を代表する電機メーカーです。松下電工や三洋電機と統合し、総合電機メーカーとして世界的なプレゼンスを有します。アプライアンス(家電、空調、AV機器、累計2000億個を売り上げた約90年の歴史を持つ電池等)、オートモーティブ(蓄電池、音響機器等)、インダストリアル(電池やモーター等)、ライフソリューション(照明や水まわり等)、コネクティッドソリューションズ(フライトエンターテイメント、航空機向け電子機器、監視カメラ等)といった事業部制に特徴がありましたが、2022年にパナソニックホールディングスを設立し、事業部はホールディング傘下の独立した子会社となりました。さらに詳しく

中国の自転車メーカー

富士達、永久ブランドの自転車を展開する中路、上海軽工(控股)集団公司傘下の上海鳳凰自転車 (フェニックスジテンシャ)等のメーカーが事業を展開しています。欧米勢中堅メーカーにはAtlas Cycles、独Derby Cycle、蘭Avon Cycle等があります。

Pon Bike(ポン・バイク)

オランダを拠点に置く世界の自転車業界をリードする企業です。2022年には約280万台の自転車を納入した実績があります。プレミアム、アーバン、ロード、マウンテンバイク、カーゴバイクの全製品を提供しています。

Brompton Bicycle Inc.(ブロンプトン・バイシクル)

ロンドンのグリーンフォードに本社を置くイギリスの折りたたみ自転車メーカーです。

折りたたみ自転車の全モデルは、同じヒンジ式フレームと16インチ(35×349mm)のタイヤサイズをベースに作られています。

https://deallab.info/bicycle

参照したデータの詳細情報について


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