TDKは、1935年にソフトフェライトの工業化を目的に設立された東京電気化学工業を前身とする電子デバイス製造会社です。コンデンサなどの受動部品、磁気ヘッド、リチウムイオン電池といったエネルギー関連製品の開発や製造に強みがあります。
2021年度
売上高は前年度比28.61%増の1,902,124百万円になりました。営業利益は49.43%増の166,665百万円になりました。営業利益率は8.76%になりました。
2020年度
売上高は前年度比増収増益となりました。自動車向けの受動部品やノートパソコン向けの2次電池などの需要が堅調に推移しています。
2022年7~9月
売上高は前年同期比28.97%増の611,489百万円になりました。営業利益は53.87%増の75,706百万円になりました。営業利益率は12.38%になりました。
2022年4~6月
売上高は前年同期比21.53%増の510,504百万円になりました。営業利益は44.66%増の44,603百万円になりました。営業利益率は8.74%になりました。
2021年度第4四半期(1~3月)
売上高は前年同期比29.59%増の508,269百万円になりました。営業利益は577.12%増の27,430百万円になりました。営業利益率は5.40%になりました。
2021年度第3四半期(10~12月)
前年同期比増収増益となりました。積層セラミックコンデンサーの自動車における部品搭載点数増加やHDD向け磁気ヘッドの需要増が追い風となっています。
希薄化後EPSは前年度比123.67%増の467.29円になりました。1株当たりの配当は前年度比30.55%増の78.33円になりました。配当性向は16.76%になりました。
今期の売上高は2,200,000百万円、営業利益は200,000百万円、営業利益率は8.41%、1株配当は106円を見込みます。前期比、増収増益増配を見込みます。
2022年7~9月
売上高の業績予想に対するの進捗率は51.00%です。営業利益の業績予想に対する進捗率は60.15%です。営業利益率は予想より1.63%上回っています。
受動部品、センサ応用製品、磁気応用製品などに強みを持ちます。
受動部品
セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクティブデバイス(コイル、フェライトコア、トランス)、高周波部品、圧電材料部品・回路保護部品などの開発製造を行っています。
センサ応用製品
温度・圧力センサ、磁気センサ、MEMSセンサなどの開発製造を行っています。
磁気応用製品
HDD用ヘッド、HDD用サスペンション、マグネットなどの開発製造を行っています。
エナジー応用製品
エナジーデバイス(二次電池)、電源などの開発製造を行っています。
その他
メカトロニクス(製造設備)、スマートフォン向けカメラモジュール用マイクロアクチュエータなどの開発製造を行っています。
買収を通じて二次電池、磁気ヘッドやセンサなどの分野を強化しています。
2000年 磁気ヘッドメーカーのHeadway Technologiesを買収
2005年 リチウムポリマー電池製造会社のATLを買収
2008年 デンセイ・ラムダを子会社化
2008年 電子デバイスメーカーのEPCOS(エプコス)の買収
2016年 磁気センサ開発会社Micronasを買収
2016年 HDD用サスペンションメーカーHutchinsonTechnologyを買収
2016年 MEMS慣性センサメーカーのTronicsを買収
2017年 センサに強いInvenSenseの買収
2018年 MEMSセンサメーカーのChirpを買収
2018年 3D組込パワーソリューションズのFaraday Semiの買収