アイシングループでは、幅広い事業領域と高い専門性を活かし、モビリティはもちろん、エネルギー関連など、多様なニーズに応える事業を幅広く手がけています。
2019年度
売上高は前年度比6%減の3,784,585百万円になりました。営業利益は73%減の56,129百万円になりました。営業利益率は1%になりました。
当連結会計年度の自動車業界を取り巻く事業環境は、米中貿易摩擦などにより消費マインドが低迷している中、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、自動車販売台数は大幅に減少し、中国や北米、欧州など主要市場のすべてが前年割れとなる、たいへん厳しい状況となりました。
2020年度
売上高は前年度比7%減の3,525,799百万円になりました。営業利益は159%増の145,332百万円になりました。営業利益率は4%になりました。
今年度の自動車業界を取り巻く事業環境について、新型コロナウイルス感染拡大により世界経済が大きく停滞しました。自動車市場は、第2四半期以降回復が見られたものの、中国を除く北米、欧州などすべての主要市場で前年度割れとなり、前年度に引き続き非常に厳しい状況となりました。
このような状況の中、当社グループは緊急対策を実施するとともに、「CASEに対応する企業構造の改革」と「企業体質の強化」の2つの変革を前倒し、自動車業界の大変革期を乗り切る体制の構築と競争力の強化を推進しました。
2021年度
売上高は前年度比11%増の3,917,434百万円になりました。営業利益は25%増の182,011百万円になりました。営業利益率は5%になりました。
今年度の自動車業界を取り巻く事業環境について、需要は回復基調にあるものの、新型コロナウイルス感染拡大に伴う部品・半導体不足などにより、カーメーカーの稼働が停止するなど引き続き厳しい環境となりました。さらに、原材料価格の高騰が産業全体の収益性に大きな影響を与えています。
2022年度
売上高は前年度比12%増の4,402,823百万円になりました。営業利益は68%減の57,942百万円になりました。営業利益率は1%になりました。
今年度の自動車業界を取り巻く事業環境を見ますと、前年度から続く新型コロナウイルス感染症の影響による部品供給制約や半導体不足等により自動車メーカーの生産計画に大きな変動が生じました。またウクライナ情勢の悪化等による、原材料価格・輸送費の高騰が長期化し、業界全体の収益を圧迫しています。そのような中、当グループは想定以上の生産変動に対応しながら、構造改革とサプライヤーチェーン一体となった体質強化を実行しました。また、自動車産業の大変革期の中で生き残りに向け「アイシングループのフルモデルチェンジ」を成し遂げるため、厳しい経営環境の中でも継続して重点領域へのリソーセスシフトや投資を強化しました。
2023年度
売上高は前年度比12%増の4,909,557百万円になりました。営業利益は147%増の143,396百万円になりました。営業利益率は3%になりました。
今期の売上収益については、日米を中心とした車両生産台数の増加や円安に加え、電動ユニット販売台数の増加により、前年度に比べ増加しました。利益については、第2四半期連結会計期間に品質関連費用を計上したものの、事業環境の改善や企業体質改善努力により、前年と比べて増加しました。
アイシンの業績推移
2023年第1四半期(4ー6月)
売上高は前年同期比19%増の1,191,724百万円になりました。営業利益は34,467百万円、営業利益率は3%になりました。
半導体不足の改善による車両生産の回復や電動ユニット販売台数の増加により、売上収益は増加しました。利益については、事業環境の改善に加え、企業体質改善努力・構造改革効果により、増加しました。
2023年第2四半期(7ー9月)
売上高は前年同期比14%増の1,262,977百万円になりました。営業利益は56,383百万円、営業利益率は4%になりました。
半導体不足の緩和による車両生産の回復や電動ユニット販売台数が増加しタコ与太、事業改善努力・構造改革効果により増収増益となりました。
2023年第3四半期(10ー12月)
売上高は前年同期比15%増の1,274,039百万円になりました。営業利益は2,935百万円、営業利益率は434%になりました。
日米を中心とした車両生産台数の増加や円安に加え、電動ユニット販売数の増加により、売上収益は増加しました。また、品質関連費用の計上があったものの、事業環境改善や企業体質改善努力により、営業利益は前年同四半期に比べ増加しました。
2023年第4四半期(1ー3月)
売上高は前年同期比60%減の674,083百万円になりました。営業利益は-35,843億円、営業利益率は-5%になりました。
売上収益については、日米を中心とした車両生産台数の増加や円安に加え、電動ユニット販売台数の増加により増加しました。
2024年第1四半期(4ー6月)
売上高は前年同期比1%減の1,184,139百万円になりました。営業利益は33,703百万円、営業利益率は3%になりました。
パワートレインユニット販売台数の減少、売上収益の減少や人・将来への投資により減収減益となりました。
アイシンの四半期業績推移
希薄化後EPSは前年度比141%増の336.93円になりました。1株当たりの配当は前年度比変わらずの170円になりました。配当性向は50%になりました。
アイシンのEPS・1株配当・配当性向の推移
2025年3月
今期の売上高は4,920,000百万円、営業利益は220,000百万円、営業利益率は22.3%、1株配当は180円を見込みます。
報告セグメントは、5つの地域に分類されます。セグメント別の売り上げ構成は以下の通りです。
アイシンの売上構成(2023年度)
日本
自動車部品やエナジーソリューション関連機器の製造・販売をしています。
中国
自動車部品を主に製造・販売しています。
アセアン・インド
自動車部品を主に製造・販売しています。
欧州
自動車部品を主に製造・販売しています。
2016 アイシン精機とシロキ工業が経営統合
2017 アイシン精機とアート金属工業が経営統合