M&Aの対象となる産業用機器・部品メーカーの分析

今後M&Aや再編が見込まれる空調、精密機械、銅線、ポンプ、エレベーター、農機、建設用機器、食品飲料機器、コンプレッサー、工作機械、電力機器、産業用ファスナーなどのメーカーについて会社概要を掲載しています。

なお、本記事の作成日以降にM&Aによって下記会社が買収されている可能性もありますことを予めご了承下さい。

空調機器分野で今後M&Aが予想される会社

社名:Hart & Cooley
本社所在地:米国
買収した年:2020年
現在の株主:HIGキャピタル
1901年に設立されたHart & Cooleyは、通気口やディフーザーといった空調機器部品メーカーです。2020年にHIGキャピタルがジョンソンコントロールズより買収しました。

社名:MTA
本社所在地:イタリア
買収した年:2020年
現在の株主:Chequers Capital
MTAは空調向けの冷却機器などを製造する会社です。Chequers Capitalが買収をしました。

精密機器分野で今後M&Aが予想される会社

社名:Interplex
本社所在地:シンガポール
現在の株主:ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア
Interplexはシンガポールを拠点とし、バスバー、バッテリー相互接続システム、リードフレームといった精密部品製造会社です。航空機や自動車メーカーに供給しています。ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアが買収しました。

社名:Muon
本社所在地:オランダ
買収した年:2018年
現在の株主:ギルド・バイアウト
Muonは、オランダに本拠をおく電鋳技術(electroforming technology)に強みを持つ化学エッチングおよびレーザー材料加工を用いた高精度な部品製造する会社です。医療向けの超精密針、マイクロサイズのミスト発生器等も製造することができます。ギルド・バイアウト・パートナーズが2018年に出資をしております。Muonは2021年にガラスおよびセラミック部品メーカーのLouwersHaniqueを買収しました。

印刷関連機器分野で今後M&Aが予想される会社

社名:manroland Goss
本社所在地:ドイツ・米国
現在の株主:アメリカン・インダストリアル・パートナーズ
manroland Goss(マンローランド・ゴス)は、2018年にドイツに本拠を置き投資会社のPossehl Group(ポーサル・グループ)が保有するmanrolandと米国に本拠を置きAIPが保有するGossが経営統合して誕生した会社です。雑誌、新聞、カタログ、パッケージ、ダイレクトメール等に、自動化された生産性の高い輪転機システムとフィニッシングシステムを提供しています。アメリカン・インダストリアル・パートナーズが買収しました。

産業用ファスナー分野で今後M&Aが予想される会社

社名:Optimas OE
本社所在地:米国
現在の株主:アメリカン・インダストリアル・パートナーズ
Optimas OE Solutions(オプティマス・オーイー・ソリューションズ)は、2015年にケーブル・ワイヤー大手のAnixter Internationalから380百万ドルで買収をした北米に本拠を置く留め具・締め金具(ファスナー)メーカーです。ボルト、ねじ、ナット、ワッシャー(washer)に加え、個人用保護具、継手(Fittings)、締め金(Clamps)、ホース・チューブ等の各種部品も製造・販売しています。アメリカン・インダストリアル・パートナーズが買収しました。

銅線分野で今後M&Aが予想される会社

社名:IWG
本社所在地:米国
現在の株主:アトラスホールディングス
IWGは、米国に本拠を置く裸銅線(bare copper wire)および銅線製品メーカーです。アトラスホールディングスが買収しました。

ポンプ・バルブ分野で今後M&Aが予想される会社

社名:CEME GROUP
本社所在地:イタリア
買収した年:2018年
現在の株主:インベストインダストリアル
CEME GROUP(CEMEグループ)は、1974年に設立されたイタリアに本拠を置く電磁ポンプ・弁メーカーです。圧力スイッチや液体フローメーター等の製造販売も手掛けています。Investindustrial(インベストインダストリアル)が2018年に投資を実行し、投資時点の売上高は160百万ユーロです。

社名:Sundyne
本社所在地:米国
買収した年:2020年
現在の株主:Warburg Pincus
Sundyne(サンダイン)は石油・ガス・化学工場で使われる高速回転の遠心式ポンプメーカーです。2020年にWarburg Pincusが買収しました。

社名:Talis
本社所在地:ドイツ
現在の株主:Triton Partners
Talis(タリス)はドイツに本拠をおく水制御用の継手やバルブメーカーです。Triton Partnersが買収しました。

社名:Celeros
本社所在地:米国
買収した年:2020年
現在の株主:アポログルーバルマネジメント
Celeros(セレロス)はミッションクリティカルなポンプ、バルブ、フィルターの製造会社です。2020年にSPX Flowからアポログルーバルマネジメントが買収をしました。

計測機器分野で今後M&Aが予想される会社

社名:PST
本社所在地:イギリス
現在の株主:AEAインベスターズ
Process Sensing Technologies(プロセスセンシングテクノロジーズ)は、英国に本拠をおく精密測定機器メーカーです。酸素や微量水位測定用のセンサー技術に強みを持ちます。例えば、天然ガスの配送では、ガス品質を保つため同社の露点管理分析機器(moisture and hydrocarbon dew-point analysers)が使用されています。

社名:Safety Technology
本社所在地:米国
買収した年:2018年
現在の株主:ブリッジポイント
Safety Technology Holdingsは安全性検査機器の開発製造会社です。2018年にブリッジポイントが買収しました。

鋼材加工分野で今後M&Aが予想される会社

社名:Elcee
本社所在地:オランダ
買収した年:2018年
現在の株主:ギルド・バイアウト
Elceeは、オランダに本拠を置く産業用の各種部品加工メーカーです。鋼、ステンレス鋼、砲金などの鋳造、鍛造、溶接等を通じてカスタマイズした製品を供給しています。ギルド・バイアウト・パートナーズが2018年に出資しました。

社名: Siderforgerossi
本社所在地: イタリア
買収した年: 2021年
現在の株主: KPSキャピタルパートナーズ
Siderforgerossは風車や、石油・ガス開発機器といった大口径の鍛造製品を得意とします。リングロール、オープンダイ、クローズドダイに対応しています。

社名:BFホールディングス
本社所在地:米国
現在の株主:アトラス
BFホールディングスは、北米に本拠を置く、構造用鋼製造会社であるBanker Steel(バンカースチール)とスチール橋製造会社であるベリタススチールが統合して誕生しました。アトラスホールディングスが保有しています。

社名:Veritas Steel
本社所在地:米国
現在の株主:アトラスホールディングス
米国の大手鉄鋼製造業者です。高速道路の高架道路やインターチェンジにある鈑桁橋から、アーチ、跳開橋、斜張橋、リフトといった橋向けの鉄鋼製品を製造しています。アトラスホールディングスが買収しました。

社名:Aussafer Due
本社所在地:イタリア
買収した年:2020年
現在の株主:21インベスト
Aussafer Dueは精密レーザー切断サービスを中心とした板金加工を行います。21インベストが2020年に買収しました。

エレベーター分野で今後M&Aが予想される会社

社名:TK Elevator
本社所在地:ドイツ
買収した年:2020年
現在の株主:アドベント、シンベン等
ThyssenKrupp Elevator(ティッセンクルップエレベーター)は、ティッセンクルップから分社化したエレベーターメーカーです。アドベントインターナショナルがシンベンとRAG-Stiftungと共同で、2020年に買収しました。推定企業価値は 1兆8000億ドルです。

エレベーター業界の市場シェアや業界構造について


TK Elevatorの売却先の検討

食品飲料機器分野で今後M&Aが予想される会社

社名:Della Toffola
本社所在地:イタリア
現在の株主:インベストインダストリアル
1958年に設立されたイタリアに本拠を置く飲料充填機器メーカーです。飲料メーカーが主要顧客で、飲料充填のための自動ラインの構築にも対応できます。

社名:Linxis
本社所在地:フランス
買収した年:2017年
現在の株主:IKインベストメント
パンの予備発酵用のミキサー機器に強みがあります。2017年に買収しました。

社名: Bakon
本社所在地: オランダ
買収した年: 2021年
現在の株主: IKインベストメント、LINXISグループ
Bakonは製パン・製菓業界向けのスプレー・蒸着・切断装置の設計・製造・設置を行うオランダの企業です。IKインベストメントが食品機器メーカーのLINXISグループと共同で買収しました。

建設用機器分野で今後M&Aが予想される会社

社名:Brownline
本社所在地:米国
現在の株主:メンタ・キャピタル
Brownlineは、1998年に設立されたインフラ・通信向け水平方向への掘削をする(指向性ボーリング)ための高精密なドリルの製造会社です。メンタ・キャピタルが買収しました。

社名:CQMS Razer
本社所在地:オーストラリア
買収した年:2018年
現在の株主:アメリカン・インダストリアル・パートナーズ
CQMS Razer(CQMSレーザー)は、豪州の本拠を置く鉱山オペレーターの生産効率向上のための各種装置やソフトウェアを提供する会社です。露天掘り(Surface mining)の効率化、ホイールローダーの運転効率化等に特化したサービスを展開しています。直近の売上高は約1億ドルです。アメリカン・インダストリアル・パートナーズが2018年に投資ファンドのQuadrant Private Equityから150百万豪ドルで買収しました。

社名:Moly-Cop
本社所在地:米国
買収した年:2017年
現在の株主:アメリカン・インダストリアル・パートナーズ
Molycop(モリ・コープ)は米国に本拠を置くgrinding media(粉砕媒体)メーカーです。北米、南米、豪州でサービスを提供しています。2010年に豪州の鉱山会社であるOneSteel Limited(その後Arriumへと社名変更)が、アングロ・アメリカンより買収しましたが、Arrium社が経営破たんしたため、アメリカン・インダストリアル・パートナーズが2017年に12.3億ドルで買収しました。鉄鉱石、銅、金等の粉砕工程で使用する鉱工業用粉砕媒ボール(SAG grinding balls)、ミルライナーボルト(mill liner bolts)、粉砕用棒鋼(grinding rod)、フロス浮選用化学薬品(Flotation Chemicals)のほか、豪州ではComsteelブランドで150 種を超える車輪のほか、鉄道車軸、輪軸を製造しています。カナダの電炉事業(AltaSteel)は日本の共栄製鋼に2020年4月売却を行っています。

社名:Tega Industries
本社所在地:インド
買収した年:2011年
現在の株主:TAアソシエイツ
Tega Industriesは鉱物鉱石の粉砕やサイジングに使用される耐摩耗性ミルライナーを製造販売しています。2011年にTAアソシエイツが投資しました。

農機分野で今後M&Aが予想される会社

社名:Ploeger Oxbo
本社所在地:オランダ、米国
買収した年:2018年
現在の株主:NPMキャピタル
Ploeger Oxbo Groupはトウモロコシ、エンドウ豆、豆、ジャガイモ、ニンジン、ほうれん草、ベリー、コーヒー、ブドウ、オリーブの収穫機を製造販売します。NPMキャピタルが買収しました。

断熱材分野で今後M&Aが予想される会社

社名:BST
本社所在地:シンガポール
買収した年:2016年
現在の株主:プラチナエクイティ
Broadway Systems and Technology(ブロードウェイ・システムズ&テクノロジーズ)は、家庭用電化製品、自動車、医療向けの保護パッケージング、断熱材製品の大手サプライヤーです。プラチナエクイティが2016年にシンガポールの上場会社であるブロードウェイインダストリアルグループ社から買収しました。

メカニカルシール分野で今後M&Aが予想される会社

社名:AESSEAL
本社所在地:イギリス
現在の株主:3i
AESSEAL(エーイーエスシール)は、メカニカルシールを製造するイギリスの企業です。メカニカルシールとは各種のポンプやその他の回転機械の動力を伝える軸部分(シャフト)に設置されるパッキン部品の一種で、液体やガスなどが機械の外に漏れるのを防ぐための製品です。3iが買収しました。

防衛関連機器分野で今後M&Aが予想される会社

社名:Photonis
本社所在地:フランス
買収した年:2021年
現在の株主:HLD Europe
Photonis(フォトニス)は、フランスに本拠をおく防衛、および商業用途向けのイメージインテンシファイア(映像信号増幅装置)製造会社です。特に軍事向け暗視ゴーグル用に強みがあります。フランス、オランダ、アメリカ、メキシコで生産しています。アーディアンが買収しました。2021年にHLD Europeがアーディアンより買収をしました。

排熱機器分野で今後M&Aが予想される会社

社名:Howden
本社所在地:イギリス
買収した年:2019年
現在の株主:KPSキャピタルパートナーズ
Howden(ハウデン)は、1854 年にスコットランドで創業された坑内通気や排水処理機器を製造しています。産業用のファン、熱交換器、コンプレッサー、送風機、蒸気タービンを提供しています。KPSキャピタルパートナーズが2019年に溶接・切断事業と医療機器事業大手であるColfax Corporation(コルファックス・コーポレーション)から18億ドルで買収しました。2021年に北アフリカ等でターボ機械の修理とオーバーホールを展開するMaintenance Partnersを買収しました。

社名:Kelvion
本社所在地:ドイツ
買収した年:2015年
現在の株主:Triton Partners
Kelvion(ケルビオン)は、ドイツに本拠を置くplate heat exchangers(プレート式熱交換器)、shell & tube heat exchangers(とう(套)管式熱交換器)、冷却塔、冷却器等の製造会社です。電力、石油・ガス、化学、食品・飲料等幅広い業種に対応しています。Triton Partnersが2015年に食品加 工業界向けの設備を提供するGEA Groupより買収しました。

社名:Arvos
本社所在地:フランス
買収した年:2014年
現在の株主:Triton Partners
Triton Partnersがフランスの大手重電メーカーであるアルストムの熱交換器事業を2014年に買収し、Arvos(アルヴォス)へと社名変更しました。アルヴォスの事業部門であるシュミッチェ・シャック(SCHMIDTSCHE SCHACK)は、高温排熱回収装置( レキュペレーター)をシャックレキュペレータとして展開しています。別部門であるユングストローム(LJUNGSTRÖM)は、空気予熱器(air preheaters)、ガスヒーター(gas-gas heaters)を発電所、化学プラント、紙パルププラント等に展開をしています。

コンプレッサー分野で今後M&Aが予想される会社

社名:Tecumseh
本社所在地:米国
現在の株主:Atlasホールディングス
北米に本拠を置く冷凍・冷蔵庫向けのコンプレッサーメーカーです。

モーション関連機器分野で今後M&Aが予想される会社

社名:Ewellix
本社所在地:スウェーデン
現在の株主:Triton Partners
Ewellix(エバリックス)は、医療用および産業用アクチュエーターやローラースクリューメーカーです。Triton Partnersが2018年ナスダックストックホルムに上場しているSKFグループから買収しました。

刃物分野で今後M&Aが予想される会社

社名:Kinkelder
本社所在地:オランダ
買収した年:2018年
現在の株主:ギルド・バイアウト
Kinkelder(キンケルダー)は、1945年に設立されたオランダに本拠を置く丸鋸刃メーカーです。鋼材切断用の丸鋸刃(メタルソー)に特化しています。競合にレンナルツ社やカルテンバッハ社があります。ギルド・バイアウト・パートナーズが2018年に買収しました。

金融関連機器分野で今後M&Aが予想される会社

社名:Pendum
本社所在地:米国
現在の株主:HIGキャピタル
Pendumは、金融および小売市場向けのATMおよびその他の現金自動化機器メーカーです。HIGキャピタルが買収しました。

社名:Coinstar
本社所在地:米国
買収した年:2016年
現在の株主:アポログローバルマネジメント
Coinstar(コインスター、旧Outerwall)はスーパーなど向けに現金引出しができる機器を製造する会社です。2016年にアポログローバルマネジメントが買収をしました。

工作機械分野で今後M&Aの対象となる可能性のある会社

社名: 斗山マシンツールズ
本社所在地: 韓国
買収年: 2016年
株主: MBKパートナーズ
斗山マシンツールズは韓国に本拠を置く工作機械メーカーです。建機大手の斗山インフラコアの事業部門でしたが、2016年にMBKパートナーズが買収しました。

電力機器分野で今後M&Aの対象となる可能性のある会社

社名:Artesyn
本社所在地:米国
買収年:2013年
株主:プラチナムエクイティ
Artesyn Embedded Technologiesは、産業用オートメーション向けの組みこみシステムを持った製品(Embedded Computing)やカスタマイズされた電力変換製品を製造しております。プラチナムエクイティが2013年11月にEmerson(エマソン)から買収しました。

社名:DMC Power
本社所在地:イギリス
買収年:2007年
株主:ブリッジポイント
高圧発電所で使用され、溶接を必要としない継手を製造しています。2007年に買収しました。

社名:Sicame
本社所在地:フランス
買収年:2009年
株主:エクイストーン
Sicame Groupは、フランスに本拠を置く送電配電機器メーカーです。避雷器(surge arrestor)、電気保安機器などを製造や保守メンテナンスをしています。2009年にエクイストーンが出資をしました。

社名:Amadys
本社所在地:ベルギー
買収年:2019年
株主:エクイストーン
Amadysは、ベルギーに本拠を置く通信回線やガス電気網向けの受動ネットワークの卸会社です。通信やガス電力会社のニーズに合わせ、受動ネットワーク機器メーカー向けに受動機器を販売しています。2019年にエクイストーンが買収しました。2021年に光ファイバ通信ネットワーク用の接続・測定技術、機器、装置を手掛けるドイツの tsoを買収し、ドイツに参入しました。

社名:Bulgin
本社所在地:イギリス
株主:Bulginは1923年に設立されたイギリスに本拠を置く円形コネクタ、スイッチ、電力機器メーカーです。過酷な条件下でも動作する密閉型の機器製造が強みです。エクイストーンが買収をしました。

社名:INNIO
本社所在地:米国
買収年:2018年
株主:アドベントインターナショナル
INNIO (formerly GE Distributed Power、インニオ)は、米国に本拠を置く発電および機械駆動/ガス圧縮用のガスエンジン製造会社です。アドベントインターナショナルが2018 年に買収しました。 推定企業価値は 3250 億ドルです。

社名:Esdec
本社所在地:オランダ
買収年:2018年
株主:ギルド・バイアウト
Esdecは、オランダに本拠を置く太陽光パネルの架台メーカーです。住居および商業施設の屋根向けの架台を販売しており、創業以来5百万台以上のパネルに架台を設置している実績を有しています。ギルド・バイアウト・パートナーズが2018年に投資しています。

社名:Clipper
本社所在地:米国
買収年:2012年
株主:プラチナムエクイティ
Clipper Windpower(クリッパーウィンドパワー)は、米国に本拠をおく風力タービンメーカーです。プラチナムエクイティが2012年に買収をしました。

社名: Flender Group
本社所在地: ドイツ
買収年: 2020年
株主: カーライル
風力タービンのギア等を製造するFlender Groupをカーライルが2020年にシーメンスから買収しました。

通信機器分野で今後M&Aが予想される会社

社名:Fibremax
本社所在地:オランダ
買収した年:2013年
現在の株主:NPMキャピタル
Fibremaxはスチール製ケーブルよりも優れた耐久性をもつエンドレス巻線技術に基づくファイバーケーブルを製造しています。クレーン、橋などに使用されています。NPMキャピタルが買収しました。

社名:CPI
本社所在地:米国
買収した年:2017年
現在の株主:Odyssey Investment Partners
CPIは無線周波数(RF)機器向けのRF信号の増幅や受信を行う部品製造会社です。Odyssey Investment Partnersが買収をしました。

社名: MC2 Technologies(MC2テクノロジーズ)
本社所在地: フランス
買収した年: 2021年
現在の株主: Andera Partners
MC2テクノロジーズは、レーダーやドローンジャマー、物体検知用パッシブカメラのほか、ハイパワーアンプや送受信機(TR)モジュールなどの設計、組み立て、商品化を行っています。

社名:Exxelia
本社所在地:フランス
買収した年:2014年
現在の株主:IKインベストメント
Exxelia Group(エクセリア・グループ)は、無線通信、医療、産業用および防衛/航空宇宙用機器向けの各種コンデンサ (セラミック、フィルム、アルミ電解、マイカ、RFマイクロ波、誘導体、誘電体共振器等)を製造販売するメーカーです。IKインベストメントが2014年に投資を実行しました。

ID管理分野で今後M&Aが予想される会社

社名:Barcodes
本社所在地:米国
買収した年:2018年
現在の株主:Odyssey Investment Partners
Barcodesは、製品や商品などにIDを付与して管理するために、バーコードリーダー、ラベル印刷機、RFID、IDカードなどを提供しています。Odyssey Investment Partnersが買収をしました。

リサイクル機器分野で今後M&Aが予想される会社

社名:Wastequip
本社所在地:米国
買収した年:2018年
現在の株主:Centerbridge Partners
Wastequipは廃棄物処理機器およびリサイクル機器メーカーです。HIGキャピタルが2018年2月にCenterbridge Partnersから買収をしました。


保守分野で今後M&Aが予想される会社

社名:IPS
本社所在地:米国
買収した年:2012年
現在の株主:Odyssey Investment Partners
Integrated Power Servicesはモーターや発電機の保守メンテナンスを行う会社です。Odyssey Investment Partnersが買収をしました。

社名: NetCo
本社所在地: フランス
買収した年: 2021年
現在の株主: Ardian
1907年にPerriez家によって設立されたフランスに本拠を置くNetCoはコンベアシステムの保守・メンテナンスを行っています。2021年にArdianがIKインベストメントパートナーズとAnderaパートナーズから買収しました。

その他の機器分野で今後M&Aが予想される会社

社名:CADM
本社所在地:ポーランド
買収した年:2018年
現在の株主:Abris Capital Partners
CADMは、ポーランドに本拠を置き、CADやCAEを用いて各種部品の設計を行なっています。2018年にAbris Capital Partnersが買収をしました。

社名:Flexitallic
本社所在地:フランス
買収した年:2013年
現在の株主:ブリッジポイント
石油・ガス・発電所向けのガスケットやシーラントを製造しています。2013年に買収しました。

社名:KINOLT
本社所在地:ベルギー
現在の株主:3i
KINOLT(キノルト)は、1989年に設立されたベルギーに本社を置く無停電電源システムを設計、製造、保守する企業です。データセンターや病院、空港、銀行、道路、鉄道トンネルなど販売しています。3iが買収しました。

社名:EXCELITAS
本社所在地:米国
買収した年:2017年
現在の株主:AEAインベスターズ
EXCELITAS TECHNOLOGIES HOLDING(エクセリタス・テクノロジーズ・ホールディングス)は、フォトニックソリューションの提供に強みを有します。同社の製品は、臨床診断機器、自動運転技術、スマートホームシステム、外科用機器、IoT機器、半導体製品等に用いられています。主要製品には、高電圧スイッチ(high-voltage switches)、ルビジウム原子周波数標準(RAFS)、各種電源(power supply)、レーザー光源(laser sources)、UV硬化ランプ(UV curing lamps)、LEDイルミネーター、航空機向けのヘッドアップディスプレイサー、防衛用ミサイルドーム、暗視機器、宇宙向け光学太陽反射板(OSR、Optical Solar Reflectors)やカバーガラス、医療用内視鏡や眼科向けのマイクロオプティクス(Micro Optics)、フォトトランジター(Phototransistors)、温度測定、モパイルセンサ/モジュール、焦電素子、フォトダイオード、赤外LED、パルスレーザダイオード等が含まれます。AEAインベスターズが2017年12月に投資ファンドのVeritas Capital(ヴェリタス・キャピタル)から約20億ドルで買収しました。

社名: Maxford Group
本社所在地: 香港
買収した年: 2021年
現在の株主: CNIグループ、ベインキャピタル
家電向け部品の表面処理・材料加工を手掛けるMaxford Groupは金属加工と精密プレス、金属射出成形などを手掛けるCNIグループの子会社です。ベインキャピタルは2021年にMaxford Groupに出資をしました。

M&Aによって売却済み

発表日買手対象会社売手買収価格通貨単位売上高倍率
2021デュポンLaird performance materialsアドベント23億ドル4.9
売上高倍率は企業価値/直近対象会社売上高で計算
©ディールラボ
Compart Systemsバルブ・継手
中国プラチナムエクイティ
Compart Systems(コンパート・システムズ)は、中国に本拠をおき、バルブ、継手、センサー等の精密金属コンポーネントの製造会社です。2016年にプラチナムエクイティがシンガポールの上場会社であるブロードウェイインダストリアルグループ社から買収をしました。2020年にShanghai Wanye Enterprisesに約4億ドルで売却しました。
Accudyneポンプや空気圧縮機
米国BCパートナーズ
BCパートナーズは、2012年に米国の航空機エンジンや防衛大手であるユナイテッド・テクノロジーズ社から、Hamilton Sundstrand Industrial(ハミルトン・スタンダード・インダストリアル)を、米国の投資ファンドであるカーライルグループと共同で買収しました。買収額は約3460億ドルです。同社は、石油・ガス・化学工場で使われる高速回転の遠心式ポンプに強いSundyne(サンダイン)、定量ポンプのMilton Roy(ミルトン・ロイ)、各種機械向けの動力源である空気圧縮機を製造し、北米に強い地盤を持つSullair(サルエアー)を有します。同社はAccudyne Industries(アキュダイン・インダストリーズ)として新たに事業を展開し、2017年4月に日本の日立製作所にSullair(サルエアー)を売却、2019年Precision FlowSystemsをインガーソルランドへ、2020年にSundyneをウォーバーグピンカスへ売却しました。
Gerber裁断機
米国AIP
Gerber Technology(ガーバーテクノロジー)は、2016年に買収をした米国に本拠を置く裁断機メーカーです。アパレル・ファッション・繊維業界以外にも、航空機、自動車、電力業界向けに各種自動裁断機(automated cutting equipment)を提供しています。アメリカン・インダストリアル・パートナーズが買収しました。2021年に車載内装などに強みを持つLectraが買収しました。
Laird電磁シールド
イギリスアドベント
Laird performance materials(レアード・パフォーマンスマテリアルズ)は、イギリスを拠点とし、電子機器およびワイヤレス通信デバイス用の電磁干渉(EMI)シールド製品を製造しています。顧客は通信、自動車、医療、運輸業界等多岐にわたります。アドベントインターナショナルが2018 年に買収しました。推定企業価値は 1600 億ドルです。2021年3月にデュポンが23億ドルで買収をしました。