容器包装業界で再編対象となる可能性のある会社の分析

パッケージ包装業界で、今後の再編の要となる投資ファンドが保有している会社についてロングリストを作成しています。食品容器、飲料缶、化粧品パッケージ、プラスチックコンテナといった分野で、投資ファンドによるエグジットの動きが予想されます。
なお、本記事の作成日以降にM&Aによって下記会社が買収されている可能性もありますことを予めご了承下さい。

食品容器分野で今後エグジットが予想される会社

Manjushree Technopack Limited(マンジュシュリー テクノパック)

インドのプラスチック包装の大手メーカーです。 消費財、製薬および飲料業界、特にコカコーラ、ペプシコ、ロレアル、ユニリーバ、ネスレ、ハインツなどにパッケージを提供しています。2018年度の売上高は89億ルピー(1億2,700万米ドル)です。 アドベントインターナショナルが2018 年に買収しました。

Faerch(フェアーク・グループ)

1969年に設立され、デンマークのホルスタブロに本社を置く、ヨーロッパの大手食品包装会社です。 従業員数は1,500人を超え、デンマーク、イギリス、フランス、オランダ、スペイン、チェコ共和国に12の工場を保有しています。アドベントインターナショナルが2017 年に買収しました。 推定企業価値は 981 億ドルです。

Carton Pack(カートンパック)

イタリアに本拠を置く食品包装材のメーカーです。21インベストが2018年に買収しました。2017年の売上高と従業員数は79百万ユーロと238名です。特に野菜や果物向けの透明な食品包装材に強みを持ちます。

Weener Plastics(ヴェーナープラスチックス)

オランダに所在する消費財企業向けプラスチック包装メーカーです。パーソナルケア商品や食品・飲料、医薬品等のキャップ、制汗剤等に使用されるロールオン型・スティック型の容器、化粧品等のビンやふた、ボトル等の設計、開発、製造を行っています。3iが買収しました。

金属缶

ボール・メタルパック(Ball Metalpack)

エアゾール缶やその他食品、家庭用品、ペットフード向けの金属缶事業を手掛けるパッケージメーカーです。プラチナエクイティが出資し、米国に本拠を置く製缶大手のBall Corporation(ボール・コーポレーション)から、51%の持分を約600百万ドルで取得しました。ボール・コーポレーションは、エアロスペース、飲料パッケージング、アルミのエアゾール缶事業に特化しています。

化粧品用パッケージ分野で今後エグジットが予想される会社

Albéa ( アルべア)

フランスに本拠を置く化粧品用パッケージのディストリビューターです。口紅・マスカラ・香水用パッケージ、チューブ・ポンプ・アプリケーター、化粧用ブラシやスポンジを手掛けます。現在は世界60カ国のコスメブランドにサービスを提供し、欧米・南米・アジア・アフリカに約40カ所の製造拠点を構えています。2017年の売上高は15億ユーロです。PAIパートナーズが2018年3月に買収をしました。買収時点の企業価値は16億ユーロです。

HCP Packaging

中国に本拠を置く化粧品包装大手です。ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアが、2016年に米国の投資ファンドのTPGから買収しました。フランスのAlbéa Group(アルベア・グループ)、英国のRPC Group、米国のSilgan Holdings(シルガン・ホールディングス)、化粧品用ガラス製品に強いドイツのゲレスハイマー(Gerresheimer)等が業界における競合です。

その他の分野で今後エグジットが予想される会容器社

製薬容器

Bormioli Pharma(ボルミオリ・ファーマ)

1825年に創業されたイタリアに本拠を置くガラスやプラスチック製医薬品容器メーカーです。シロップ、抗生物質、試薬、ロートやタブレットを保管・保存するための透明もしくは琥珀色のボトルを5か所の工場で製造し、世界90ヶ国以上で販売しています。化粧品や食品向けのボトルも製造しています。Triton Partnersが、イタリアの老舗ガラスメーカーであるBormioli Rocco(ボルミオリロッコ)から2017年に買収しました。

プラスチックコンテナ

IFCO(イフコ)

生鮮食品用の再利用可能な包装メーカーです。 同社は世界中で2億9千万個を超える再利用可能なプラスチックコンテナ(RPC)を製造しており、新鮮な果物や野菜、肉、家禽、シーフード、卵、パンなど商品出荷の際に使用されています。Triton Partnersが買収しました。

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