化学業界でM&Aや再編対象となる会社の分析

人工芝分野で今後M&Aの対象となる会社

社名:Controlled Products(コントロールドプロダクツ)
本社所在地:米国
買収を発表した年:2021年10月
現在の株主:Sentinel Capital
人工芝の製造販売を行っています。

社名:TenCate Grass(テンカーテグラス)
本社所在地:オランダ
買収した年:2021年9月
現在の株主:Crestview Partners(クレストビューパートナーズ)
Tencate Glassはスポーツ施設向けの人工芝の製造販売を行う会社です。もともとTencate(テンカーテ)は、オランダに本拠をおく機能性材料(防護服の素材、人工芝の素材等)を製造販売する会社でした。ギルド・バイアウト・パートナーズが2016年に買収し、2018年に炭素繊維複合材料事業を日本の東レに売却、2021年にインフラや土木や園芸などで使用される合成繊維、不織布を手掛けるTenCate Geosyntheticsを、フランスのジオシンセティックス大手であるSolmaxへ売却し、2021年9月にTenCate Grass(テンカーテグラス)をCrestview Partners(クレストビューパートナーズ)に売却しました。

社名:SLG
本社所在地:ベルギー
買収した年:2017年
現在の株主:Chequers Capital
SLGは競技場や運動場の人工芝メーカーです。Chequers Capitalが買収をしました。

社名:Sportgroup
本社所在地:ドイツ
買収した年:2015年
現在の株主:エクイストーン
Sportgroupはスポーツ用施設の人工芝といったサーフェス資材を製造しています。エクイストーンが買収しました。

バックシートフィルム分野で今後M&Aの対象となる会社

社名:Poligof
本社所在地:イタリア
買収した年:2020年
現在の株主:Portobello Capital
Poligof(ポリゴフ)は、1979年に設立されたイタリアに本拠をおく使い捨て衛生用品向けのバックシートフィルムの製造販売会社です。21インベストが2015年に買収後、2020年にスペインの投資ファンドであるPortobello Capitalが買収しました。

顔料分野で今後M&Aの対象となる会社

社名:DCC
本社所在地:カナダ
買収した年:2016年
現在の株主:HIGキャピタル
Dominion Colour Corporation(ドミニオンカラーコーポレーション)は、インク会社向けなどにカラー顔料および分散液を製造しています。カナダに本拠を置きます。HIGキャピタルが2016年9月に買収をしました。

潤滑剤分野で今後M&Aの対象となる会社

社名:Perstorp
本社所在地:スウェーデン
買収した年:2018年
現在の株主:PAIパートナーズ
Perstorp( パーストープ)は、1881年にスウェーデンで設立された化学製品メーカーです。プラスチック・樹脂、動物用飼料、粉体・UV硬化コーティング・可塑剤・合成潤滑剤などの高成長ニッチ分野をリードしています。2019年の売上高は119億スウェーデンクローネです。PAIパートナーズが2018年10月に買収をしました。

社名:Italmatch
本社所在地:イタリア
現在の株主:アーディアン
Italmatch(イタルマッチ)は、1997年にSergio Iorioによって設立された、潤滑油、難燃剤とプラスチック添加剤、高性能製品とパーソナルケア向けの特殊化学添加剤メーカーです。アーディアンが買収しました。

消毒剤分野で今後M&Aの対象となる会社

社名:Lonza Specialty Ingredients(ロンザスペシャリティイングリディエンツ)
本社所在地:スイス
買収した年:2021年
現在の株主:ベインキャピタル、シンベン
Lonza Specialty Ingredients(ロンザスペシャリティイングリディエンツ)は、ロンザの事業部門で、ウィルスや細菌除去のための消毒や防腐剤に使う特殊化学品の製造を行っています。2021年にベインキャピタルとシンベンのコンソーシアムが42億スイスフランでロンザから買収しました。

活性炭分野で今後M&Aの対象となる会社

社名:Desotec
本社所在地:ベルギー
買収した年:2021年
現在の株主:ブラックストーン
Desotec(デソテック)は、1990年に設立されたベルギーに本社を置く、活性炭フィルターによる液体とガスの精製事業を行う会社です。同社の活性炭フィルターは欧州各国で廃棄物貯蔵・処理施設における排気、バイオガスの下処理、排水・汚染土壌・科学薬品の処理等に使用されています。ブラックストーンがEQTから買収しています。

爆薬分野で今後M&Aの対象となる会社

社名:MAXAM
本社所在地:スペイン
現在の株主:アドベントインターナショナル
MAXAM(マクサム)は、1872年に設立された、民生用爆薬および点火システムメーカーです。鉱山や採石場向けのブラストソリューション、狩猟やレクリエーション射撃で使用するカートリッジと銃の粉を製造販売しています。アドベントインターナショナルが買収しました。

化粧品成分分野で今後M&Aの対象となる会社

社名:Solabia
本社所在地:フランス
買収した年:2018年
現在の株主:TAアソシエイツ
Solabia(ソラビア)は、フランスに本拠を置き、化粧品向けの成分や食品業界向けの微生物や細菌検査のための培地や検査キットを製造販売しています。2018年にTAアソシエイツが投資をしました。

塗料分野で今後M&Aの対象となる会社

社名: Blanchon
本社所在地: フランス
買収した年: 2021年
現在の株主: IKインベストメントパートナーズ、Abénex
Blanchonは、木製品や床材向けのワニスや塗料を開発製造しています。プロ向けのBlanchon、Ciranova、CarverやDIYショップ向けのSyntilorといったブランドで展開をしています。

社名: AOC
本社所在地: オランダ
買収した年: 2021年
現在の株主: ローンスター
AOCは、コーティング・保護バリア、着色剤・視覚効果、接着剤向けに不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、その他のソリューションを製造・配合する化学メーカーです。2021年にCVCからローンスターが買収をしました。

社名:Tikkurila
本社所在地:トルコ
買収した年:2010年
現在の株主:オラス・インベスト
Tikkurila(ティックリラ)は、フィンランドに本拠を置く塗料メーカーです。Oras Invest(オラス・インベスト)は2010年より同社に投資を行っています。建築用、中でもログハウス用の塗料に強みを持っています。地域別の売上高ではフィンランド、スウェーデン、ロシア、ポーランドといった北欧・東欧地域に強みを持ちます。下図の通り、2019年度の売上高は563百万ユーロ、営業利益は43.9百万ユーロとなっております。

ティックリラ業績
ティックリラ業績 出所:同社AR