LINEヤフー(旧Zホールディングス)は、ヤフージャパンとLINEが経営統合して誕生したWebメディアとeコマース運営会社です。ヤフージャパンはポータルサイトとしてインターネット黎明期から日本で定着しています。ラインは国産初の対話アプリ&ソーシャルネットワークサービスでアジアを中心とした海外でも展開しています。
2023年10月1日(日)をもちまして、Zホールディングス株式会社、ヤフー株式会社、LINE株式会社、Z Entertainment株式会社、Zデータ株式会社の5社は合併し「LINEヤフー株式会社」へ社名が変更となりました。
2018年度
売上高は954,714百万円で、前年度比6%増となりました。営業利益は140,528百万円になりました。営業利益率は15%になりました。
2019年度
売上高は1,052,943百万円で、前年度比10%増となりました。営業利益は152,276百万円になりました。営業利益率は14%になりました。
2020年度
売上高は1,205,846百万円で、前年度比15%増となりました。コマース事業におけるBtoB部門がこの売上増に大きく貢献しました。営業利益は162,125百万円になりました。営業利益率は13%になりました。
2021年度
売上高は1,567,421百万円で、前年度比30%増となりました。メディア事業セグメントが売上増加に大きく貢献しました。営業利益は189,503百万円になりました。営業利益率は12%になりました。
2022年度
売上高は1,672,377百万円で、前年度比7%増となりました。戦略事業セグメントが売上増加に大きく貢献しました。営業利益は314,533百万円になりました。営業利益率は19%で、前年度の12%を上回りました。これは、PayPay(株)の連結子会社化に伴い、同社に対する資本持分を支配獲得日の公正価値で再測定した結果、147,321百万円の企業結合に伴う再測定益を認識したことが影響したためです。
2022年度第1四半期(04ー06月)
売上高は390,565百万円になりました。営業利益は49,721百万円、営業利益率は13%になりました。
2022年度第2四半期(07ー09月)
売上高は394,343百万円になりました。営業利益は49,757百万円、営業利益率は13%になりました。
2022年度第3四半期(10ー12月)
売上高は453,687百万円になりました。営業利益は190,782百万円、営業利益率は42%になりました。
2022年度第4四半期(01ー03月)
売上高は433,782百万円になりました。営業利益は24,273百万円、営業利益率は6%になりました。
2023年度第1四半期(04ー06月)
売上高は430,523百万円になりました。営業利益は59,397百万円、営業利益率は14%になりました。
希薄化後EPSは前年度比135%増の23.8円になりました。1株当たりの配当は前年度比4%減の5.56円になりました。配当性向は23%になりました。
セグメントは、メディア事業、コマース事業、戦略事業に分類されます。セグメント別の売り上げ構成は以下の通りです。
メディア事業
主に広告商品の企画・販売・掲載をするための各サービスの企画・運営、情報掲載サービスの提供およびその他法人向けサービスの提供をしています。主な売上収益は、検索広告、ディスプレイ広告、アカウント広告等です。ヤフーの広告事業とLINEの広告事業、一休内部の一部事業等が、この事業に位置づけされています。
コマース事業
主に中小企業や個人向けにインターネットを介して商品の販売やサービスの企画・提供をしています。主な売上収益は、アスクルグループの物品販売サービス、「ZOZOTOWN」や「ヤフオク!」等のeコマース関連 サービス、「Yahoo!プレミアム」等の会員向けサービスです。
戦略事業
主に決済金融関連サービスの提供をしています。ヤフー内部の一部事業、LINE Financial等のLINE内部の一部事業、PayPay等が、この事業に位置づけされています。
カバーするコンテンツの拡充を目指したM&Aを行っています。
2009年 ソフトバンクIDCを子会社化
2016年 イーブックイニシアティブジャパンを子会社化
2018年 ジャパンネット銀行の子会社化
2019年 ファッション通販サイトZOZOTOWNを運営するZOZOを買収
2021年 LINEと経営統合
2023年 Zホールディングスと、LINE、Yahoo!の3社が合併し、LINEヤフー設立