HYUNDAI(現代モービス)の市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

韓国の自動車部品メーカーです。1977年に設立された現代モービスは、1999年に自動車部品専門企業へと変貌を遂げ、現在では世界10カ国28の生産拠点で33,125人以上の従業員を擁し、自動車部品業界で世界第5位の地位を築いています。モジュール(シャシー、コックピット、フロントエンド)とコアコンポーネント(ブレーキ、ステアリング、サスペンション、セーフティ、ランプ、電装)を中心とした技術開発を継続し、自動運転、コネクティビティ、電動化といった未来のモビリティイノベーションをリードしています。韓国、米国、ドイツ、中国、インドのテクニカルセンター、そして米国と中国のオープンイノベーションセンターにおいて、将来の新技術への積極的な投資を行っています。

業績推移(年次)


2020年度
売上高は前年度比4%減の36,626,504百万ウォンになりました。営業利益は前年度比22%減の1,830,292百万ウォンになりました。営業利益率は5%となりました。国内での売上は横ばいでしたが、国外で減収となりました。

2021年度
売上高は前年度比14%増の41,702,184百万ウォンになりました。営業利益は前年度比11%増の2,040,112百万ウォンになりました。営業利益率は5%となりました。国内では減収となりましたが、国外では増収となりました。特に中国での売上が増加しました。

2022年度
売上高は前年度比24%増の51,906,293百万ウォンになりました。営業利益は前年度比1%減の2,026,531百万ウォンになりました。営業利益率は4%となりました。国内での売上が大きく増加しました。

2023年度
売上高は前年度比14%増の59,254,361百万ウォンになりました。営業利益は前年度比13%増の2,295,284百万ウォンになりました。営業利益率は4%となりました。国内も国外も売上が増加しました。

2024年度
売上高は前年度比3%減の57,236,995百万ウォンになりました。営業利益は前年度比34%増の3,073,456百万ウォンになりました。営業利益率は5%となりました。海外での売上は増えましたが、国内での売上が下がり減収となりました。

HYUNDAIの業績推移

HYUNDAIの業績推移

業績推移(四半期)

2024年第1四半期(1ー3月)
売上高は前年同期比5%減の13,869百万ウォンになりました。営業利益は543百万ウォン、営業利益率は4%となりました。OEM製品の売上の減少が業績に影響しました。

2024年第2四半期(4ー6月)
売上高は前年同期とほぼ同額の14,655百万ウォンになりました。営業利益は636百万ウォン、営業利益率は4%となりました。OEM製品の売上の減少、バッテリーセルの販売価格減少などが業績に影響しました。

2024年第3四半期(7ー9月)
売上高は前年同期比2%減の14,002百万ウォンになりました。営業利益は909百万ウォン、営業利益率は6%となりました。売上はバッテリーセルの販売価格減少などの影響がありました。

2024年第4四半期(10ー12月)
売上高は前年同期とほぼ同額の14,711百万ウォンになりました。営業利益は986百万ウォン、営業利益率は7%となりました。客先の自動車販売量減少のため、モジュールパーツやコアパーツの売上が減少しました。

2025年第1四半期(1ー3月)
売上高は前年同期比6%増の14,752百万ウォンになりました。営業利益は777百万ウォン、営業利益率は5%となりました。電気系部品の売上は減少したものの、モジュールパーツやコアパーツの売上は客先の自動車販売量が増えたため増加しました。

HYUNDAIの四半期業績推移

HYUNDAIの四半期業績推移

EPS・配当額・配当性向の推移


希薄化後EPSは前年度比19%増の44939ウォンになりました。1株当たりの配当は前年度比11%増の5,000ウォンになりました。配当性向は11%になりました。

HYUNDAIのEPS・1株配当・配当性向の推移

HYUNDAIのEPS・1株配当・配当性向の推移

売上構成


セグメントは、パーツ、アフターサービスパーツに分類されます。セグメント別の売り上げ構成は以下の通りです。

HYUNDAIのセグメント別売上構成(2024年度)

HYUNDAIのセグメント別売上構成(2024年度)

パーツ
自動車用モジュールやパーツを製造・販売しています。

アフターサービスパーツ
アフターサービス用のパーツやアクセサリーを製造・販売しています。

M&A情報


2020年 欧州有数の高出力充電ネットワークであるIONITYの戦略的パートナーおよび株主となる
2021年 SoftbankからBoston Dynamicsの買収を完了
2021年 Doosan Infracoreを買収
2022年 自動運転事業強化のため42dotを買収

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