セブン&アイホールディングスは、イトーヨーカ堂やセブンイレブンを中核として総合スーパー、コンビニ、百貨店、外食や金融事業を展開する流通グループです。傘下のグループ会社には、ヨークベニマル、そごう、西武、セブン&アイ・フードシステムズ、セブン銀行などを擁しています。米国でのコンビニ事業拡大に注力しています。
2019年度
売上高は6791215百万円で、前年度比12%増となりました。営業利益は411596百万円になりました。営業利益率は6%になりました。
2020年度
売上高は6644359百万円で、前年度比2%減となりました。営業利益は424266百万円になりました。営業利益率は6%になりました。
2021年度
売上高は5766718百万円で、前年度比13%減となりました。スーパーストア事業においてはコロナ禍巣ごもり需要により売上が増加したものの、その他のセグメントでは売上が減少しました。営業利益は366329百万円になりました。営業利益率は6%になりました。
2022年度
売上高は8749752百万円で、前年度比52%増となりました。これは、海外事業の売上が増加したしたことが要因です。営業利益は387653百万円になりました。営業利益率は4%になりました。
2023年度
売上高は11811303百万円で、前年度比35%増となりました。これは、海外事業の売上が増加したしたことが主な要因です。営業利益は506521百万円になりました。営業利益率は4%になりました。
2023年第1四半期(3ー5月)
売上高は2447317百万円になりました。営業利益は102367百万円、営業利益率は4%になりました。
2023年第2四半期(6ー8月)
売上高は3204188百万円になりました。営業利益は132400百万円、営業利益率は4%になりました。
2023年第3四半期(9ー11月)
売上高は3172276百万円になりました。営業利益は160106百万円、営業利益率は5%になりました。
2023年第4四半期(12ー2月)
売上高は2987522百万円になりました。営業利益は111648百万円、営業利益率は4%になりました。
2024年第1四半期(3ー5月)
売上高は2650666百万円になりました。営業利益は81992百万円、営業利益率は3%になりました。
希薄化後EPSは前年度比33%増の318.13円になりました。1株当たりの配当は前年度比13%増の113円になりました。配当性向は36%になりました。
2023年07月
2024年度の売上高は11154000百万円、営業利益は513000百万円、経常利益は480000百万円、純利益は285000百万円、1株当たり純利益は322.67円を予定しています。
セグメントは、国内コンビニエンスストア事業、海外コンビニエンスストア事業、スーパーストア事業、百貨店・専門店事業、金融関連事業に分類されます。セグメント別の売り上げ構成は以下の通りです。
国内コンビニエンスストア事業
株式会社セブン-イレブン・ジャパン、株式会社セブン-イレブン・沖縄、株式会社セブンドリーム・ドットコム、株式会社セブンネットショッピング、株式会社セブン・ミールサービス、タワーベーカリー株式会社などを日本国内で展開。このセグメントの営業利益率は26%で、同社の営業利益の26%を占めています。
海外コンビニエンスストア事業
世界各国でセブンイレブンブランドでコンビニ事業を展開しています。米国ではSpeedwayブランドで小売り事業を展開しています。このセグメントの営業利益率は3%で、同社の営業利益の41%を占めています。
スーパーストア事業
株式会社イトーヨーカ堂、株式会社ヨークベニマル、株式会社ヨーク、株式会社シェルガーデン、株式会社丸大、株式会社サンエー、株式会社ヨーク警備、アイワイフーズ株式会社、
株式会社セブンファーム、株式会社Peace Deli、イトーヨーカ堂(中国)投資有限公司、
華糖洋華堂商業有限公司、成都伊藤洋華堂有限公司、株式会社天満屋ストア、株式会社ダイイチなどを展開。このセグメントの営業利益率は1%で、同社の営業利益の5%を占めています。
百貨店・専門店事業
株式会社ごっつお便、株式会社地域冷暖房千葉、株式会社赤ちゃん本舗、株式会社バーニーズジャパン、株式会社セブン&アイ・フードシステムズ、株式会社ロフト、株式会社ニッセンホールディングス、株式会社ニッセン、株式会社SCORE、株式会社マロンスタイル、株式会社Francfranc、タワーレコード株式会社、ニッセン・クレジットサービス株式会社などを展開。このセグメントの営業利益は82億円の赤字を抱えており、この額は同社の営業利益に対して2%です。
金融関連事業
株式会社セブン銀行、株式会社セブン・フィナンシャルサービス、株式会社セブン・カードサービス、株式会社セブンCSカードサービス、株式会社バンク・ビジネスファクトリー、
株式会社セブン・ペイメントサービスなどを展開。このセグメントの営業利益率は19%で、同社の営業利益の10%を占めています。
セブン&アイホールディングスの主力小売フォーマット一覧
コンビニエンスストア:セブンイレブン
百貨店:そごう、西武
スーパーストア:イトーヨーカ堂
食品スーパー:ヨークベニマル、ヨーク、ダイイチ、天満屋ストア、サンエー
総菜:ライフフーズ
専門店:赤ちゃん本舗、ロフト
外食:セブン&アイ・フードシステムズ
通信販売:ニッセンホールディングス
雑貨小売:Francfranc
音楽販売:タワーレコード
金融関連:セブン銀行、セブン・カードサービス、セブンCSカードサービス
コンビニとスーパー以外の領域拡充を目指したM&Aを積極的に行っています。
2005年 米国セブンイレブンを完全子会社化
2006年 ミレニアムリテイリンググループ(西武百貨店とそごう)を買収
2007年 ロフトを買収
2007年 赤ちゃん本舗を買収
2010年 タワーレコードを買収
2013年 ニッセンホールディングスへ出資
2016年 ニッセンホールディングスを子会社化
2021年 売国のコンビニ大手スピードウェイを買収
2022年 そごう・西武の売却を検討
2023年 日本の百貨店であるそごう・西部を米投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループへ売却