ルフトハンザ航空の再建

ルフトハンザ航空は、1926年に設立されたドイツ最大の航空会社です。大戦を経て東西ドイツへ分割された時期もありますが、東西ドイツ統一時に東ドイツの事業を引き継ぎました。1994の民営化後は、スイス航空やオーストリア航空を買収して規模を拡大させていますが、新型コロナウィルス感染症の影響を受けて、ドイツ政府から公的資金を受け入れました。

ルフトハンザグループの主要航空会社には、ルフトハンザ(Lufthansa)、スイス国際航空(Swiss International)、ベルギー航空(Brussels Airlines)、オーストリア航空(Austrian Airlines)、エアー・ドロミティ(Air Dolomiti)、ユーロウィング(Eurowings)、ジャーマンウィングズ( Germanwings)、エーデルワイス航空(Edelweiss Air)、サンエキスプレス(SunExpress Deutschland)が含まれます。

ルフトハンザ航空の再生プロセスにおける主要イベント
  • 2020年5月25日
    公的資金受け入れの表明

    ドイツ政府から連邦経済安定化ファンド(Economic Stabilisation Fund、WSF)を通じて資金支援を受けることを表明しました。

  • 5月29日
    監査役会の承認

    Supervisory Board(監査役会)も経済安定化ファンドからの出資受け入れを、当局と株主総会での承認を条件にして、承認しました。

  • 6月17日
    Heinz Hermann Thiele氏の反応

    ルフトハンザ航空の大株主であるHeinz Hermann Thiele(ヘインズ・ハーマン・ティーレ)氏がファンドからの受け入れ条件について難色を示しました。

  • 6月25日
    臨時株主総会
    • 総額90億ユーロの公的資金およびローンの提供
    • 3億ユーロでの20%の新株取得も含む、WSFからのルフトハンザ航空への57億ユーロのサイレントキャピタルでの資金提供(計60億ユーロ)
    • ドイツ復興金融公庫(KfW)と民間銀行からの30億ユーロのローン
  • 8月6日
    再建プログラム

    公的資金の早期返済に向けた再建プログラム(ReNew” restructuring program)を発表しました。主な内容は、

    • 2万2000人の従業員削減
    • 機材数100機削減し、2023年までに15%の生産性向上
    • 経営陣の20%削減

    が含まれます。

  • 8月19日
    パイロットの報酬削減

    ルフトハンザ、ルフトハンザカーゴ、ルフトハンザアビエーショントレーニングのパイロットの2020年末までの報酬削減を決定しました。

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