オスラムの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

オスラムは、ドイツに本拠を置く照明・ランプ・LED素子の大手メーカーです。ドイツ大手電機メーカーのシーメンス傘下から分社化して独立しました。一般照明や産業用・自動車用LEDを展開しています。LEDについては特にLED素子に強く、他にパッケージ、照明器具の販売とLEDの全領域をカバーしています。自動車用照明(インテリジェンスライト)ではドイツのコンチネンタルと2018年に合弁会社を設立しましたが、2020年に解消しています。日本では三菱電機と提携しています。カーライル、ベインキャピタル、アドベント等を巻き込んだ2019年以降のオスラムに対する公開買付合戦の末に、現在はオーストリアに本拠を置きアナログ集積回路を手がけるamsが筆頭株主となっています。

2019年度の事業構成は、LED素子を手掛けているオプト・セミコンダクターズ、自動車向けの照明やセンサーを手掛けているオートモーティブ事業、LEDパッケージや劇場・映画館など照明、その他照明事業を手掛けるデジタルの3部門となっています。

ams社について

ams社はオーストリアに本拠をおくセンサー向けの半導体会社です。2020年ams社はオスラムの69%の株式を取得しました。3Dセンサー、光学センサー、イメージセンサー、オーディオセンサー向けの各種半導体を手掛けています。オスラムへの出資ではフォトニクス分野のセンシングを強化することが挙げられます。

オスラムの事業構成毎の市場シェア一覧

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