ドイツの農業機械メーカーです。1913年に創業され、画期的な結束機の特許を皮切りに、世界有数の農業機械メーカーへと成長しました。特にコンバインハーベスターやフォレージハーベスターの分野で技術革新を牽引し、スマート農業技術の導入にも積極的です。100年以上にわたる歴史の中で、農業の未来を形作ってきた企業です。

業績推移（年次）

2020年度
売上高は前年度比4%増の4,042百万ユーロになりました。営業利益は前年度比5%増の156百万ユーロになりました。営業利益率は4%となりました。コロナウイルスのパンデミックにもかかわらず売上を伸ばすことができました。CLAAS に関連する市場での売上動向はさまざまで、部分的に相殺し合っていました。全体として、米ドルやロシア ルーブルなどの重要な為替レートの変化は、売上に大きな影響を及ぼしませんでした。ドイツ国外での売上の割合は 80.1% でした (前年度: 79.5%)。

2021年度
売上高は前年度比19%増の4,798百万ユーロになりました。営業利益は前年度比135%増の367百万ユーロになりました。営業利益率は8%となりました。パンデミックが続いており、重要な部品の供給が滞っているという大きな課題があったにもかかわらず、CLAAS は顧客の注文をほぼ満たし、売上高が大幅に増加しました。CLAAS に関連する市場での売上高は、概ねプラスに推移しました。全体として、米ドルやロシア ルーブルなどの重要な為替レートの変動は、売上高に大きな影響を与えませんでした。ドイツ国外での売上高の割合は 80.6% でした (前年度: 80.1%)。

2022年度
売上高は前年度比3%増の4,926百万ユーロになりました。営業利益は前年度比46%減の197百万ユーロになりました。営業利益率は4%となりました。重要なコンポーネントの供給ボトルネックによる大きな課題にもかかわらず、CLAAS は顧客の注文の大部分を満たすことができ、売上高の増加を記録しました。CLAAS の主要市場での売上高は、概ねプラスに推移しました。米ドルやロシア ルーブルなどの重要な為替レートの変化は、売上高にプラスの影響を与えました。また、この年の一部の製品グループの価格上昇もプラスに作用しました。ドイツ国外での売上高の割合は 80.3% でした (前年度: 80.6%)。

2023年度
売上高は前年度比25%増の6,145百万ユーロになりました。営業利益は前年度比162%増の516百万ユーロになりました。営業利益率は8%となりました。売上の大幅な増加の主な要因は、農業機械全般に対する需要が全般的に高いことと、供給能力が大幅に向上したことです。また、前年度の異常に高い受注残も売上を押し上げましたが、サプライ チェーンの問題が緩和されたため、年度中に受注残を解消することができました。さらに、中間財価格の大幅な上昇による価格上昇も、売上に相応の影響を及ぼしました。

2024年度
売上高は前年度比19%減の4,997百万ユーロになりました。営業利益は前年度比30%減の359百万ユーロになりました。営業利益率は7%となりました。売上の大幅な減少の主な理由は、農産物の生産者価格の低下と資金調達コストの高止まりにより、農家が投資に消極的になったことです。ただし、昨年度の売上高は、サプライ チェーンの問題が沈静化した後に、異常に高い受注残を処理した一時的な影響によるものであることに留意する必要があります。

業績推移（四半期）

コーポレートサイトの資料にて、四半期ごとの業績が掲載されているものはありません。

EPS・１株配当・配当性向の推移

コーポレートサイトの資料にて、EPSおよび一株当たり配当額が掲載されているものはありません。

業績予想

2024年11月
2024年度のアニュアルレポートにて、2025年度の売上高は前年度に比べて緩やかに減少し、税引前利益は大幅に減少することが予想されると掲載されています。

売上構成

セグメントの分類はコーポレートサイトの資料には記述されていませんが、地域別の売上構成は以下の通りです。

M&A情報

1997年　農業用機器メーカTörökszentmiklosの一部事業を買収
2003年　Renault Agricultureのトラクター製造工場を買収
2014年　農業機械メーカーであるGaomiを買収