東京エレクトロンの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

当該会社は半導体の製造装置をつくるグローバルリーディングカンパニーです。世界中のほとんどの半導体が、当該会社が製造する製造装置を通して生産されています。世界で唯一の技術力で、イノベーションを牽引しており、半導体の高性能化には、ミクロン〜ナノレベルの電子回路のパターンを形成する技術が必要不可欠です。数多くの製品群でトップクラスの世界シェアを誇っています。

業績推移(年次)
2020年度
売上高は前年度比24%増の1,399,102百万円になりました。営業利益は35.14%増の320,685百万円になりました。営業利益率は23%になりました。
IoT、AI、5G等の情報通信技術の用途の広がりによるデータ社会への移行を背景とした半導体需要の高まりに伴い、半導体製造装置市場は拡大しております。

2021年度
売上高は前年度比43%増の2,003,805百万円になりました。営業利益は86.87%増の599,271百万円になりました。営業利益率は30%になりました。
情報通信技術の拡充に伴うデータ社会への移行や脱炭素社会への取り組みを背景に、半導体への重要性が高まっており、今後も半導体製造装置市場はさらなる成長が見込まれております。

2022年度
売上高は前年度比10%増の2,209,025百万円になりました。営業利益は3.08%増の617,723百万円になりました。営業利益率は28%になりました。
情報通信技術の拡充に伴うデータ社会への移行や脱炭素社会への取り組みを背景に、電子機器を支える半導体の役割とその技術革新の重要性が高まり、半導体製造装置市場は過去最大規模になりました。

2023年度
売上高は前年度比17%減の1,830,527百万円になりました。営業利益は26.14%減の456,263百万円になりました。営業利益率は25%になりました。
PCやスマートフォン等の最終製品の需要が一巡したことに伴い、全連結会計年度後半から半導体メーカーにおける生産の抑制が行われました。

2024年度
売上高は前年度比33%増の2,431,568百万円になりました。営業利益は52.83%増の697,319百万円になりました。営業利益率は29%になりました。
当該グループが参画しているエレクトロニクス産業について、PCやスマートフォン等の最終製品の需要は軟調に推移する一方、生成AIの普及に伴うデータセンター向けAIサーバーの需要は拡大し、半導体市場全体の成長を索引しました。

東京エレクトロンの業績推移

東京エレクトロンの業績推移

業績推移(四半期)
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コメント記載の際は業績予想(年次)同様、コメント機能を使い、参考文献を残すようお願いいたします。

2023年第4四半期(1ー3月)
売上高は前年同期比1.97%減の547,293百万円になりました。営業利益は145,225百万円、営業利益率は27%になりました。
PCやスマートフォン等の最終製品の需要が一巡したことに伴い、全連結会計年度後半から半導体メーカーにおける生産の抑制が行われました。

2024年第1四半期(4ー6月)
売上高は前年同期比41.69%増の555,071百万円になりました。営業利益は165,733百万円、営業利益率は30%になりました。
生成AIが実装された様々な製品が発表され、新しい市場が立ち上がりつつあります。

2024年第2四半期(7ー9月)
売上高は前年同期比32.43%増の566,555百万円になりました。営業利益は148,171百万円、営業利益率は26%になりました。
生成AIが実装された様々な製品が発表され、新しい市場が立ち上がりつつあります。またPCやスマートフォンにおいても回復の兆しが見られ、これに伴い半導体デバイスの需給バランスが改善し、生産ラインの稼働も回復傾向にあります。

2024年第3四半期(10ー12月)
売上高は前年同期比41.17%増の654,540百万円になりました。営業利益は199,617百万円、営業利益率は30%になりました。
生成AI用途のメモリやアドバンスパッケージ向け設備投資が顕著に伸長するとともに、中国における成熟世代向け設備投資も継続しました。また先端世代向けロジック/ファウンドリの設備投資も前年同期を上回りました。

2024年第4四半期(1ー3月)
売上高は前年同期比19.75%増の655,402百万円になりました。営業利益は183,798百万円、営業利益率は28%になりました。
当該グループが参画しているエレクトロニクス産業について、PCやスマートフォン等の最終製品の需要は軟調に推移する一方、生成AIの普及に伴うデータセンター向けAIサーバーの需要は拡大し、半導体市場全体の成長を索引しました。

東京エレクトロンの四半期業績推移

東京エレクトロンの四半期業績推移

EPS・配当額・配当性向の推移
希薄化後EPSは前年度比51%増の1,179.08円になりました。1株当たりの配当は前年度比51%増の592.00円になりました。配当性向は50%になりました。

東京エレクトロンのEPS・1株配当・配当性向の推移

東京エレクトロンのEPS・1株配当・配当性向の推移

業績予想
2025年3月
今期の売上高は2,600,000百万円、営業利益は727,000百万円、営業利益率は27.9%、1株配当は618円を見込みます。

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