建設機械メーカーの業績進捗率の定期レビュー

建機メーカー大手のコマツと日立建機の四半期決算毎の業績進捗率をレビューし、業績の上方修正や下方修正の可能性について分析をしています。

日立建機は、日立製作所が持ち分の一部を投資ファンドである日本産業パートナーズへ売却しており、社外役員が就任するなどして積極的な株主対話を図っています。

2022年度第1四半期(2022年3~6月)

日立建機は2022年度第1四半期の決算発表に業績の上方修正をしております。業績進捗率ではコマツが約35.6%と最も高くなっています。

建機メーカーのFY22Q1業績と通期予想に対する進捗率
建機メーカーのFY22Q1業績と通期予想に対する進捗率
  • コマツ:FY22当期利益予想(上方修正後)に対する進捗率は35.60%
  • 日立建機:FY22当期利益予想(上方修正後)に対する進捗率は32.58%

業績予想の上方修正

日立建機が2022年度第1四半期で通期業績の上方修正を発表しました。日立建機の当期利益の上方修正率は26.7%の上方修正になりました。

当期利益予想の上方修正
当期利益予想の上方修正
  • 日立建機は45,000百万円から57,000百万円へと当期利益を26.7%上方修正

建機メーカーの概要

コマツ

1921年に銅山経営の竹内鉱業の機械製造部門から独立して誕生した日本を代表する建機メーカーです。「ダントツ」経営で、Caterpillar(キャタピラー)とグローバルで真っ向勝負をしています。建機の稼働時間等を遠隔モニターできるシステム(KOMTRAX)等で世界市場を開拓しました。2016年鉱山機器大手の米国ジョイグローバルを買収しました。コマツの強い鉱山の露天掘りとジョイの強い坑内掘りの相乗効果を狙っています。さらに詳しく

日立建機

1970年に設立された日本を代表する大手建機メーカーです。日立製作所の上場関連会社でもあります。油圧やミニショベル、ホイールローダー、破砕機、建機向けのアタッチメント、道路機械、マイニング機械やダンプの製造・販売を手掛けています。2016年に豪州の鉱山機器向け消耗品に強みを持つブラッドケンや米国の鉱山機械部品を手掛けるH-Eパーツを買収しました。2022年に伊藤忠と日本産業パートナーズが日立製作所より日立建機持分の26%を買収しました。さらに詳しく