成形品や成形機器分野で再編対象となる可能性のある会社の分析

成形分野で、今後の再編の要となる会社についてロングリストを作成しています。投資ファンドが保有する成形機器や成形品製造会社は、今後エグジットの動きが予想されます。
なお、本記事の作成日以降にM&Aによって下記会社が買収されている可能性もありますことを予めご了承下さい。

成形分野で今後エグジットが予想される会社

成形品メーカー

Spectrum Plastics Group(スペクトラムプラスチックグループ)
2017年に特殊押出機および医療用プラスチック会社であったPexco(ぺクスコ)、医療用チューブ押出機に強いKelpac Medical、および特殊フィルムおよび軟包装メーカーであったPPC Industriesの3社が経営統合をして誕生しました。主要製品には、医療用押出製品(Medical Extruded Products)、マイクロカテーテル(Micro Catheters)、医療用射出成形プラスチック(Medical Injection Molded Plastics)等があります。AEAインベスターズが2018年1月に投資ファンドのKohlberg & Company(コールバーグ&カンパニー)から企業価値9.5億ドルで買収しました。

Form Technologies(フォーム・テクノロジーズ)
投資ファンドのKenner & Company、Partners Group及びアメリカン・インダストリアル・パートナーズが共同保有する米国に本拠を置くダイキャスト、インベストメント鋳造(焼流精密鋳造)、金属粉末射出成形を行うメーカーです。自動車業界から消費材メーカーまで幅広く製品を提供しています。直近の売上高は約10億ドルです。

Ying Shing Enterprises
中国に本拠をおく金型の設計と製造、プラスチック製品の射出成形メーカーです。プラチナムエクイティが買収しました。

Q Holding(キューホールディング)
米国に本拠をおく医療機器と精密成形エラストマー部品メーカーです。3iが買収しました。

成形機器メーカー

Husky Injection Molding Systems(ハスキー・インジェクション・モルディング・システムズ)
米国に本拠を置く射出成形機メーカー大手です。1953年に設立され、2018年にプラチナムエクイティが約38.5億ドルで、投資ファンドのBerkshire PartnersとOMERS Private Equityから買収を行いました。2016年度の売上高は約13億ドルと推計されています。飲料用ボトル(ペットボトル)の成形機では世界最大級です。射出形機以外にも、ホットランナ、金型等の機器を製造。世界40か国以上に展開し、製造拠点はカナダ、米国、ルクセンブルク、オーストリア、中国に有しています。同社の競合会社には、中国の海天国際(Haitian International)、震雄集団(Chen Hsong Holdings)、米国のMilacron Holdings(ミラクロン・ホールディングス)、オーストリアのEngel(エンゲル)、住友重機械、ドイツのKraussMaffei(クラウス=マッファイ、現中国化工集団(ChemChina) 傘下)等が考えられます。