ダノンによる戦略レビューと株主対話の分析

欧州を代表する乳製品メーカーであるダノンが2020年10月に戦略レビュー「Reshape. Review. Adapt」を開始すると発表しました。3-5%の利益率の成長を求めてダノンの製品ポートフォリオの見直しを開始します。売上規模で約5億ユーロのアルゼンチンのVegaブランドや蒙牛乳業の政策保有株式は最初のレビュー対象となります。戦略レビューの発表後、Bluebell Capital Partners(ブルーベルキャピタルパートナーズ)がキャンペーンを開始しました。⇒参照したデータの詳細情報

ダノンについて

ダノンはフランスを代表する大手乳製品メーカーです。1919年にスペインのヨーグルトの会社として誕生し、1972年にフランスの食品会社であるBSNと経営統合することでダノンが誕生しました。ダノンブランドのヨーグルトは特に有名です。エビアンやボルビックといったミネラルウォーター事業も手掛けています。
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ブルーベルキャピタルパートナーズについて

ブルーベルキャピタルパートナーズはFrancesco Trapani(ブルガリの創業一族で元ブルガリCEO)、投資銀行出身のGiuseppe Bivona氏やMarco Taricco氏によって設立された投資ファンドです。欧州の大手上場企業に対して株主対話を通じた企業価値向上策を提案しています。風車大手のVestas、イタリアの投資銀行のMediobanca、アパレルブランドのHugo Boss、ドイツのエアラインのルフトハンザ、スイスの資産運用会社のGAMなどと対話をしておいます。

戦略レビューと株主対話の流れ

2020年11月

Reshapeの一環として、2023年までに10億ユーロのコスト削減(20%の人件費削減を含む)を発表。2022年までに営業利益率を15%に

2021年2月

アクティビストファンドであるブルーベルキャピタルパートナーズがダノンの会長とCEOを兼任しているEmmanuel Faber氏に対して、コーポレートガバナンス強化の一環で機能分離を要請するキャンペーンを開始。

2021年2月

ダノンFY2020決算発表。売上高前年比マイナス6.6%、営業利益率1.2%低下、EPSマイナス13.2%

2021年3月

戦略レビューの一環で、ダノンが間接的に保有する中国の蒙牛乳業(Mengniu Milk)の9.8%(簿価で8.5億ユーロ)の売却を発表

2021年3月

Emmanuel Faber氏が会長職に専念する決議。CEOは外部から招聘する予定

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