教育業界でM&Aの対象となる会社の分析

教育業界で、今後のM&Aの対象となる会社について一覧表を作成しています。語学スクール、予備校、大学、インターナショナルスクール、試験作成といった分野で、今後投資ファンドによるエグジットの動きが予想されます。本記事の作成日以降にM&Aによって下記会社が買収されている可能性もありますことを予めご了承下さい。なお、※はプライベートエクイティやベンチャーキャピタルが買収や出資を行った着眼点への考察コメントです。

今後M&Aが予想される語学スクール

社名:CEL LEP
本社所在地:ブラジル
買収した年:2012年
現在の株主:HIGキャピタル
CEL LEPは、1967年に創設されたブラジルの英会話スクール運営会社です。サンパウロを中心に17の校舎でサービスを提供しています。HIGキャピタルが2012年9月に買収をしました。

社名:VUSEC
本社所在地:ベトナム
現在の株主:ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア
Vietnam-USA Society English Centers(ベトナム-ユーエスエーソサエティイングリッシュセンターズ)は、ベトナムの英語学校運営会社です。ホーチミンに28、ハノイに5、ビエンホアに2、ビンズオンに2、ブンタウに1か所の英語学校を運営しています。NEASの認定を受けており、ニューヨーク市立大学(CUNY)と提携しています。年間平均250,000人の学生が入学し、ベトナムで最大かつ最高の英語学校の1つとなっています。ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアが買収しました。

今後M&Aが予想される大学・専門学校

社名:INSEECU
本社所在地:フランス
現在の株主:シンベン
INSEECU(インセック)は、1975年にフランスで創立した私立高等教育機関で、経営やエンジニア、政治、コミュニケーションなどの学部に2万5000人の学生が在籍しています。フランス国内のみならず、イギリスやスイス、モナコ、サンフランシスコ、上海などキャンパスは9校、卒業生は12万人を数えます。シンベンが2019 年に買収をしました。買収時点の想定企業価値は 905 億ドルです。

社名:EduCo
本社所在地:オーストラリア
現在の株主:ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア
EduCo International Group(エデュコインターナショナルグループ)は、オーストラリア、カナダ、米国の大学向けに入学希望者への説明会、カリキュラム、大学施設運営、学生サポートといったサービスを提供しています。ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアが買収しました。

社名:セントジョージ大学
本社所在地:西インド諸島
現在の株主:ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア
Saint George’s University(セントジョージユニバーシティ、セントジョージ大学)は、西インド諸島のグレナダ島にある大学です。同大学は1976年に独立した医学部として設立されました。140か国からの留学生を受け入れています。ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアが出資しました。

社名:ADEducation
本社所在地:フランス
買収した年:2020年
現在の株主:アーディアン
ADEducationは、2001年に設立されたデザイン、グラフィックアート、メディアとデジタル等の分野の教育を行う機関です。フランス、イタリア、スペイン、ドイツで12校を有し、学生数は1万5千人となります。アーディアンが2020年に買収しました。2022年に視聴覚・クリエイティブメディア分野に強いSAE Internationalの欧州事業を買収しました。

社名:AEG
本社所在地:米国
買収した年:2017年
現在の株主:アポログローバルマネジメント
Apollo Education Group(アポロエデュケーショングループ)は、1973年に設立された大学、大学院などを運営する教育機関です。2017年になどを含む投資家のコンソーシアムが買収をしました。

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