すららネットは、2008年に設立されたオンライン学習教材を塾や学校などに提供する湯野川氏率いるエドテック系企業です。2017年に東証に上場し、増収増益基調を継続し、財務内容も健全です。小学校低学年から高校生向けに、オンライン学習教材「すらら」やクラウド型教材「すららドリル」を提供しています。アダプティブラーニングやゲーミフィケーションを活用した教材に強みがあります。
2018年度
売上高は936百万円で、前年度比27.89%増となりました。営業利益は202百万円になりました。営業利益率は22%になりました。
2019年度
売上高は1,141百万円で、前年度比21.95%増となりました。営業利益は64百万円になりました。営業利益率は6%になりました。売上高が堅調に推移した一方、業容の拡大とガバナンス体制の強化に向けて営業、開発及び管理の人員を増やしたこと、BtoC向け広告（Web広告、TVCM等）に積極的に投資したことにより費用が増加し、営業利益は前年度を大幅に下回りました。
2020年度
売上高は1,649百万円で、前年度比45%増となりました。これはコロナ禍で教育現場におけるITC化の加速、緊急事態宣言下での在宅学習需要拡大によるものです。営業利益は540百万円になりました。営業利益率は33%で、前年度の6%を大幅に上回りました。増収に加え、TVCMをやめたことによる広告宣伝費減少、コロナ禍でオンラインイベント及びオンライン面談による出張関連費用等減少により大幅増益となったためです。
2021年度
売上高は1,953百万円で、前年度比18.38%増となりました。これはコロナ禍で教育現場におけるITC化の加速、緊急事態宣言下での在宅学習需要拡大によるものです。営業利益は521百万円になりました。営業利益率は27%になりました。開発投資に伴う売上原価、人員増員に伴う費用の増加により、営業利益及び営業利益率が減少しました。
2022年度
売上高は2,067百万円で、前年度比5.84%増となりました。営業利益は499百万円になりました。営業利益率は24%になりました。一般管理費の増加により、営業利益及び営業利益率が減少しました。
2022年第2四半期（04ー06月）
売上高は504百万円になりました。営業利益は70百万円、営業利益率は14%になりました。
2022年第3四半期（07ー09月）
売上高は545百万円になりました。営業利益は125百万円、営業利益率は23%になりました。
2022年第4四半期（10ー12月）
売上高は459百万円になりました。営業利益は72百万円、営業利益率は16%になりました。
2023年第1四半期（01ー03月）
売上高は547百万円になりました。営業利益は149百万円、営業利益率は27%になりました。
2023年第2四半期（04ー06月）
売上高は497百万円になりました。営業利益は35百万円、営業利益率は7%になりました。
すららネットの四半期業績推移
希薄化後EPSは前年度比11.13%減の53.10円になりました。なお、同社の方針により配当は行っておりません。
2023年12月
今期の売上高は前年度比8.1%増の2322百万円、営業利益は前年度比17.7%減の391百万円、営業利益率は17%、1株当たり純利益は39.83円を予定しています。
同社は全セグメントの売上高、営業損益の合計額に占めるeラーニング事業の割合が、いずれも90%を超えているためセグメント情報を記載しておりません。
