グローバルファウンドリーズは米国に本拠を置くファウンドリ会社です。グラフィックチップや演算向け半導体大手AMDの半導体製造事業の持分の一部を2009年にブダビ首長国の国有ファンドであるムバダラが買収して誕生しました。2010年にはチャータード・セミコンダクター・マニュファクチャリングを、2014年にはIBMの半導体事業を買収しました。微細化においては7ナノ競争から離脱しています。2021年にインテルが買収交渉を行っているとの報道がありました。2021年10月に株式を公開しました。
2019年度
売上高は5,813百万ドルでした。営業利益は1,625百万ドルの赤字になりました。
2020年度
売上高は4,851百万ドルで、前年度比17%減となりました。営業利益は1,656百万ドルの赤字になりました。
2021年度
売上高は6,585百万ドルで、前年度比36%増となりました。営業利益は60百万ドルの赤字になりました。売上の増加は、ウェハ出荷量が17%増加したことによるものです。
2022年度
売上高は8,108百万ドルで、前年度比23%増となりました。営業利益は1,167百万ドルになりました。営業利益率は14%になりました。売上の増加はウェハ出荷量とASPの増加によるものです。
2023年度
売上高は7,392百万ドルで、前年度比9%減となりました。営業利益は1,129百万ドルになりました。営業利益率は15%になりました。粗利率が0.8ポイント増加したことが、営業利益率増加の要因です。
2022年第4四半期(10ー12月)
売上高は2,101百万ドルになりました。営業利益は288百万ドル、営業利益率は14%になりました。
2023年第1四半期(1ー3月)
売上高は1,841百万ドルになりました。営業利益は290百万ドル、営業利益率は16%になりました。
2023年第2四半期(4ー6月)
売上高は1,845百万ドルになりました。営業利益は275百万ドル、営業利益率は15%になりました。
2023年第3四半期(7ー9月)
売上高は1,852百万ドルになりました。営業利益は261百万ドル、営業利益率は14%になりました。
2023年第4四半期(10ー12月)
売上高は1,854百万ドルになりました。営業利益は303百万ドル、営業利益率は16%になりました。
希薄化後EPSは前年度比30%減の1.83ドルになりました。
2022年度アニュアルレポートにて、グローバルファウンドリーズは単一セグメントであると記述されています。2023年度のアニュアルレポートは2024年03月16日現在発行されていません。
2015年 IBMのマイクロエレクトロニクス事業を買収
2019年 Smartcom Bulgariaから、企業の集積回路 (IC) 設計とクライアントのチップ製品を製造する工場との間の重要なインターフェイスであるPDK (プロセスデザインキット)を手掛けるエンジニアリングチームを買収
2023年 Renesas Electronicsの導電性ブリッジングランダムアクセスメモリ部門の買収を発表