中国の洛陽市に本拠を置く洛陽市系の資源会社です。チャイナモリーやCMOCと略されます。モリブデンの埋蔵量では世界最大級です。海外の権益買収に積極的で、2016年にコンゴ民主共和国のテンケ・フングルメ鉱山(Tenke Fungurume)を米国 フリーポートマクモラン 等から買収し、銅やコバルトの採掘量でも大手となりました。
2018年度
売上高は25,963百万人民元で、前年度比8%増となりました。営業利益は7,058百万人民元になりました。営業利益率は27%になりました。
2019年度
売上高は68,677百万人民元で、前年度比165%増となりました。これはスイスの金融機関であるIXMを買収した影響です。営業利益は2,222百万人民元になりました。営業利益率は3%になりました。
2020年度
売上高は11,2981百万人民元で、前年度比65%増となりました。これは金属材料トレード事業の売上が約45,000百万人民元増加したためです。営業利益は2,947百万人民元になりました。営業利益率は3%になりました。
2021年度
売上高は173,863百万人民元で、前年度比54%増となりました。これは金属材料トレード事業の売上が約54,000百万人民元増加したためです。営業利益は8,789百万人民元になりました。営業利益率は5%になりました。
2022年度
売上高は172,991百万人民元で、前年度比1%減となりました。営業利益は9,889百万人民元になりました。営業利益率は6%になりました。
2021年上半期(01ー06月)
売上高は84,816百万人民元になりました。営業利益は4,360百万人民元、営業利益率は5%になりました。
2021年下半期(07ー12月)
売上高は89,047百万人民元になりました。営業利益は4,428百万人民元、営業利益率は5%になりました。
2022年上半期(01ー06月)
売上高は91,767百万人民元になりました。営業利益は7,949百万人民元、営業利益率は9%になりました。
2022年下半期(07ー12月)
売上高は81,224百万人民元になりました。営業利益は1,940百万人民元、営業利益率は2%になりました。
2023年上半期(01ー06月)
売上高は86,726百万人民元になりました。営業利益は1,649百万人民元、営業利益率は2%になりました。
希薄化後EPSは前年度比17%増の0.28人民元になりました。1株当たりの配当は前年度比19%増の0.08508人民元になりました。配当性向は30%になりました。
セグメントは、金属材料取引事業、モリブデン&タングステン事業、銅&金事業、ニオブ&リン事業、銅&コバルト事業に分類されます。セグメント別の売り上げ構成は以下の通りです。
金属材料取引事業
スイスに本拠を置く金融機関であるIXMを中心にトレーディングを行っています。IXMは2019年にCMOCが買収しました。
モリブデン&タングステン事業
中国の河南省に所在する三道荘鉱山などで採掘を行っています。
銅&金事業
オーストラリアのNorthparkes鉱山などで採掘を行っています。
ニオブ&リン事業
ブラジルのNioBrasとCOpeBras鉱山などで採掘を行っています。
銅&コバルト事業
コンゴ民主共和国(DRCコンゴ)のTenke Fungurume鉱山などで採掘を行っています
中国国内ではモリブデン埋蔵量が世界最大級である河南省の三道荘鉱山や新疆ウィグル自治区の鉱山などを保有しています。海外の鉱山権益取得に積極的です。
2013年 豪州のNorthparkes銅鉱山をリオティントから買収
2016年 コンゴ民主共和国のTenke鉱山をフリーポートマクモランから買収
2016年 ブラジルのニオブ・リン鉱山をアングロアメリカンから買収
2019年 金属トレーディング事業(IXM)をルイドレフュスから買収
2020年 コンゴ民主共和国のKisanfu銅・コバルト鉱山をフリーポートマクモランから買収
洛陽市系ですが、創業者であるYong Yu氏も大株主となっています。