ユナイテッド航空の市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

United Airlines Holdings(ユナイテッドエアラインズホールディングス)は、2010年にユナイテッドエアラインズとコンチネンタルエアラインズが経営統合を行い誕生しました。ハブ空港はシカゴ・オヘア国際空港です。旧ユナイテッド・エアライアンズは、元々は航空機製造大手のボーイングの輸送部門が分社化して誕生したボーイング・エアー・トランスポートが発祥です。スターアライアンスメンバーです。

業績推移(年次)

2019年度
売上高は43,259百万ドルで、前年度比5%増となりました。営業利益は4,301百万ドルになりました。営業利益率は10%になりました。国内の航空需要が強く、売上増となりました。営業費用は2%増加しました。

2020年度
売上高は15,355百万ドルで、前年度比65%減となりました。営業利益は6,359百万ドルの赤字になりました。パンデミックの影響を強く受けました。

2021年度
売上高は24,634百万ドルで、前年度比60%増となりました。営業利益は1,022百万ドルの赤字になりました。売上の増加は、パンデミックからの回復により乗客数が増えたためです。営業費用は18%増加しました。これは燃料費が増加したためです。

2022年度
売上高は44,955百万ドルで、前年度比82%増となりました。営業利益は2,337百万ドルになりました。営業利益率は5%になりました。売上の増加は、パンデミックからの回復により乗客数が増えたためです。営業費用は66%増加しました。これは燃料費が増加したためです。

2023年度
売上高は53,717百万ドルで、前年度比19%増となりました。営業利益は4,211百万ドルになりました。営業利益率は8%になりました。売上の増加は乗客量が増えたためです。営業費用は16%増加しました。これは主に、航空活動量が増えたことによる従業員数の増加と、給与ベースの増加によるものです。

ユナイテッド航空の業績推移
ユナイテッド航空の業績推移

業績推移(四半期)

2022年第4四半期(10ー12月)
売上高は12,400百万ドルになりました。営業利益は1,377百万ドル、営業利益率は11%になりました。

2023年第1四半期(1ー3月)
売上高は11,429百万ドルになりました。営業利益は43百万ドルの赤字になりました。

2023年第2四半期(4ー6月)
売上高は14,178百万ドルになりました。営業利益は1,517百万ドル、営業利益率は11%になりました。

2023年第3四半期(7ー9月)
売上高は14,484百万ドルになりました。営業利益は1,739百万ドル、営業利益率は12%になりました。

2023年第4四半期(10ー12月)
売上高は13,626百万ドルになりました。営業利益は998百万ドル、営業利益率は7%になりました。

ユナイテッド航空の四半期業績推移

ユナイテッド航空の四半期業績推移

EPS・配当額・配当性向の推移

希薄化後EPSは前年度比254%増の7.89ドルになりました。1株当たりの配当は前年度と同じで0ドルになりました。配当性向は0%になりました。

ユナイテッド航空のEPS・配当額・配当性向の推移
ユナイテッド航空のEPS・配当額・配当性向の推移

売上構成

セグメントは、乗客、貨物に分類されます。セグメント別の売り上げ構成は以下の通りです。

ユナイテッド航空の売上構成(2023年度)
ユナイテッド航空の売上構成(2023年度)

乗客
旅客航空券の販売が主な収入源です。

貨物
貨物輸送を実施して収入を得ています。

M&A情報

ネットワーク拡充を目指した同業他社のM&Aを行っています。


1986年 Pan American World Airwayの太平洋部門を買収
1991年 Pan American World Airwayのラテンアメリカラテンアメリカ部門を買収
2010年 Continental Airlinesと合併
2010年 コンチネンタル航空と経営統合
2018年 エクスプレスジェット航空を買収

株主構成

バークシャーハサウェイが大株主です。

ユナイテッド航空の株主構成(直近期末時点)
ユナイテッド航空の株主構成(直近期末時点)出所:マーケットスクリーナー

EN