Hormel Foods(ホーメルフーズ)は、1891年に設立された北米の食肉加工食品メーカーです。ハムやベーコンといった冷蔵食品、SPAMブランドの缶詰、SKIPPYブランドのピーナツバター、七面鳥などの加工販売を行っています。
2019年度
売上高は9,497百万ドルで、前年度比1%減となりました。営業利益は1,196百万ドルになりました。営業利益率は13%になりました。
2020年度
売上高は9,608百万ドルで、前年度比1%増となりました。営業利益は1,100百万ドルになりました。営業利益率は11%になりました。売上高に関しては、冷蔵食品とJennie-O Turkey Store で増加し、また、Sadler's Smokehouse の買収により増加しました。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの影響と、その後の小売チャネルへの消費者の行動の変化により、外食サービスの売上が大幅に減少しました。
2021年度
売上高は11,386百万ドルで、前年度比19%増となりました。営業利益は1,123百万ドルになりました。営業利益率は10%になりました。売上高が増加したのは、フードサービス事業の力強い成長、全セグメントにわたる価格の上昇、 Planters 買収が主な要因です。
2022年度
売上高は12,459百万ドルで、前年度比9%増となりました。営業利益は1,313百万ドルになりました。営業利益率は11%になりました。3年連続で過去最高の売上高を記録しました。これは主に、スナック製品の Planters 買収と、食品サービスセグメントの成長によってもたらされました。粗利率は、Jennie-O Turkey Store セグメントと国際事業セグメントで増加しましたが、冷蔵食品および食料品のセグメントで減少しました。
2023年度
売上高は12,110百万ドルで、前年度比3%減となりました。営業利益は1,072百万ドルになりました。営業利益率は9%になりました。売上高が減少した理由は、小売りセグメントと国際事業セグメントでの販売量減少と、ベーコンなどの特定カテゴリーで原材料価格が低下し、販売価格を下げた為です。
2023年第4四半期(08ー10月)
売上高は3,198百万ドルになりました。営業利益は270百万ドル、営業利益率は8%になりました。
希薄化後EPSは前年度比20%減の1.45ドルになりました。1株当たりの配当は前年度比6%増の1.1ドルになりました。配当性向は76%になりました。
2023年11月
2023年度第四四半期のレポートにて、2024年度通期の売上高は対2023度比で1%から3%増の12,200百万から12,500百万ドル、希薄化EPSは1.43から1.57ドルを予定していると掲載されています。
セグメントは、小売り、食品サービス、国際事業に分類されます。セグメント別の売り上げ構成は以下の通りです。既存記事の掲載年度(2021年度)以降にセグメントの変更がありました。
小売り
主に小売市場で販売される食品の加工、マーケティング、販売で構成されています。鶏肉ブランドのJennie-O、オーガニックミートブランドのApplegate、ベーコンブランドのHormelとBlack Label、サルサのChi-Chi'sとLa Victoriaなどがこのセグメントに含まれます。
食品サービス
主にフードサービス、コンビニエンスストア、商業顧客向けの食品および栄養製品の加工、マーケティング、販売で構成されています。このセグメントの売上高は全体の30%ですが、利益は全体の48%を占めます。
国際事業
製品を国際的に加工、マーケティング、販売します。ランチョンミートのSPAMブランドはこのセグメントに含まれます。
加工食品分野における補完的な買収を積極的に行っています。
2015年
オーガニックミートを提供する Applegate を買収
2017年
ブランド食品サービス事業を行う Fontanini Italian Meats and Sausages を Capitol Wholesale Meats から買収したことを発表
2017年
スライス肉および食肉を提供するブラジル企業 Cidade do Sol を買収したと発表
2017年
シカゴに本拠を置く Arbor Investments から、高級デリ肉およびサラミを提供する Columbus Manufacturing の買収完了を発表
2020年
テキサスに本拠を置き、小売店や外食サービスの顧客向けに高級で本格的なピットスモーク肉を製造する Sadler’s Smokehouse の買収完了を発表
2021年
食品および飲料を提供する米国企業 Kraft Heinz の スナック製品 Planters の買収完了を発表