アメリカン航空の市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

アメリカン航空は1930に設立された航空会社です。ハブ空港はダラス/フォートワースです。2011年にチャプター11を申請し経営破たん、2012年に北米大手のUSエアウェイズと経営統合を果たし再上場しました。ワンワールドに属しています。

業績推移(年次)


2019年度
売上高は45,768百万ドルで、前年度比3%増となりました。営業利益は3,065百万ドルになりました。営業利益率は7%になりました。売上の増加は、旅客需要の継続的な堅調によるものです。

2020年度
売上高は17,337百万ドルで、前年度比62%減となりました。営業利益は10,421百万ドルの赤字になりました。旅客需要の大幅な減少と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックに関連した政府による渡航制限により、売上が大きく減少しました。

2021年度
売上高は29,882百万ドルで、前年度比72%増となりました。営業利益は1,059百万ドルの赤字になりました。売上の増加は主に、国内および短距離国際レジャー需要が大幅に回復したことによるものです。

2022年度
売上高は48,971百万ドルで、前年度比64%増となりました。営業利益は1,607百万ドルになりました。営業利益率は3%になりました。売上の増加は主に、国内および大西洋およびラテンアメリカ地域での航空需要の継続的な強さによるものです。

2023年度
売上高は52,788百万ドルで、前年度比8%増となりました。営業利益は3,034百万ドルになりました。営業利益率は6%になりました。売上の増加は主に、航空需要の継続的な強さによるもので、搭乗率は84%でした。貨物セグメントの売上は34%減少しました。これは需要の減少と世界的な航空貨物輸送能力の増加により、貨物運送量が30%減少した為です。営業利益の増加は、航空機燃料費用が11%(1,500百万ドル)減少したことが要因です。

アメリカン航空の業績推移
アメリカン航空の業績推移

業績推移(四半期)

2022年第4四半期(10ー12月)
売上高は13,188百万ドルになりました。営業利益は1,382百万ドル、営業利益率は10%になりました。

2023年第1四半期(1ー3月)
売上高は12,189百万ドルになりました。営業利益は438百万ドル、営業利益率は4%になりました。

2023年第2四半期(4ー6月)
売上高は14,055百万ドルになりました。営業利益は2,163百万ドル、営業利益率は15%になりました。

2023年第3四半期(7ー9月)
売上高は13,482百万ドルになりました。営業利益は223百万ドルの赤字になりました。

2023年第4四半期(10ー12月)
売上高は13,062百万ドルになりました。営業利益は656百万ドル、営業利益率は5%になりました。

アメリカン航空の四半期業績推移

アメリカン航空の四半期業績推移

EPS・配当額・配当性向の推移

希薄化後EPSは前年度比537%増の1.21ユーロになりました。今期も配当はありませんでした。

アメリカン航空のEPS・配当額・配当性向の推移
アメリカン航空のEPS・配当額・配当性向の推移

売上構成

セグメントは、乗客、貨物、その他に分類されます。セグメント別の売り上げ構成は以下の通りです。

アメリカン航空の売上構成(2023年度)

アメリカン航空の売上構成(2023年度)

乗客
航空チケット販売により売上を得ています。

貨物
国境をまたぎ、幅広い貨物および郵便サービスを提供しています。

その他
マイレージプログラムからの収入や、空港クラブ、その他の手数料収入、広告および休暇関連サービスからの収入がこのセグメントに含まれます。

M&A情報

ネットワーク拡充を目指した同業他社のM&Aを行っています。

2001年 トランス・ワールド航空を買収
2013年 USエアウェイズと経営統合

株主構成

バークシャーハサウェイが大株主です。

アメリカン航空の株主構成(直近期末時点)

アメリカン航空の株主構成(直近期末時点) 出所:マーケットスクリーナー

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