既存銀行との共存を目指すネオバンクChimeの資金調達額の推移

2012年に設立されたChimeは米国に本拠を置くオンライン銀行向けサービスを提供する会社です。Bancorp銀行やStride銀行と提携して、給与小切手(paycheck)の早期換金サービス、金利がかからない当座貸越(overdraft)、自動積立、簡単なモバイル送金、無料での口座維持、といった銀行関連サービスを提供しています。

ビジネスモデル

フィンテック(Fintech)の中でも、バンクテック(Banktech)と呼ばれる領域で展開するカテゴリーキラー事業を展開しています。バンクテックは、主に既存の銀行の預金、貸付、送金、為替、決済という機能を再定義して、ユーザーの利便性を高めるサービスを提供しています。海外では、ネオバンクやチャレンジャーバンクとも言われています。日本では、自ら銀行免許を取得してフルバンキングのサービスを提供するネットバンクが大勢を占めていますが、海外では自らは銀行免許を取得せずに、既存の銀行に対して、銀行サービスの一部機能のみをオンラインで提供できるようにするアプローチが増えてきています。Chimeは、利用者のニーズが大きい、給与小切手の換金時間を短くする、当座貸越利息を無料にするといったサービスを、既存の銀行と提携してプラグイン型で提供し、決済用口座として、差別化を図ろうとしています。

市場規模

当サイトでは、各調査会社等の公表データを参考にし、ネオバンク・チャレンジャーバンク業界の2020年の世界市場規模を250億ドルとしております。参照にしたデータは以下の通りです。アライドマーケットリサーチによると、2019年の同業界の市場規模は204億ドルです。2020年~2027年の年平均成長率は48.1%を見込みます。リサーチダイブによるとデジタルバンキング業界全体の2018年の市場規模は8038億ドルです。既存の銀行が展開するデジタルバンキング全体に占めるネオバンクの割合は2~3%程度です。⇒参照したデータの詳細情報

資金調達額の推移

Chimeの資金調達とキーマイルストーン

  • 2013
    Chime設立

    Chris Britt氏らにより設立

  • 2014
    シリーズA

    Crosslink Capitalなどから8百万ドルを調達

  • 2017
    シリーズB

    Cathay Innovationなどから18百万ドルを調達

  • 2018
    シリーズC

    Menlo Venturesなどから70百万ドルを調達

  • 2019
    シリーズD

    DST Globalなどから2億ドルを調達

  • 2020
    シリーズE

    DST Globalなどから5億ドルを調達

  • 2020
    シリーズF

    Whale Rock Capital Managementなどから4.85億を調達

企業価値評価の推移

2020/2021年にChimeの企業価値は145億ドルに到達しました。

Chimeの企業価値推移
Chimeの企業価値推移©シールラボ

参照したデータの詳細情報について


このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。
会員の方はログイン下さい。
会員登録はこちらです。