MinebeaMitsumi(ミネベアミツミ)の市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

ミネベアミツミは、ベアリングをはじめとする機械加工部品、小型モーター、液晶用ライティングデバイス、センサー、アナログ半導体、アクチュエーター、無線/通信/ネットワーク、コネクタ/スイッチ、電源などの電子機器部品まで、幅広く手掛ける「相合精密部品メーカー」です。2022年には本多通信工業(株)、住鉱テック(株)、2023年には株式会社ホンダロックと、2024年には日立パワーデバイスとのM&Aにより、コネクタ製品やアクセス製品のビジネスを拡大・強化しています。

業績推移(年次)


2019年度
売上高は前年度比11%増の978,445百万円になりました。営業利益は18.58%減の58,647百万円になりました。営業利益率は6%になりました。

2020年度
売上高は前年度比1%増の988,424百万円になりました。営業利益は12.76%減の51,166百万円になりました。営業利益率は5%になりました。

2021年度
売上高は前年度比14%増の1,124,140百万円になりました。営業利益は80.07%増の92,136百万円になりました。営業利益率は8%になりました。

2022年度
売上高は前年度比15%増の1,292,203百万円になりました。営業利益は5.85%増の97,530億円になりました。営業利益率は8%になりました。

2023年度
売上高は前年度比9%増の1,402,127百万円になりました。営業利益は24.60%減の73,536百万円になりました。営業利益率は5%になりました。

日本トムソンの業績推移

日本トムソンの業績推移

業績推移(四半期)


2023年第1四半期(4ー6月)
売上高は前年同期比16.46%増の292,370百万円になりました。営業利益は6,743百万円、営業利益率は2%になりました。

2023年第2四半期(7ー9月)
売上高は前年同期比34.65%減の379,747百万円になりました。営業利益は20,419百万円、営業利益率は5%になりました。

2023年第3四半期(10ー12月)
売上高は前年同期比216.66%増の381,207百万円になりました。営業利益は-620,864百万円、営業利益率は-163%%になりました。

2023年第4四半期(1ー3月)
売上高は前年同期比2.67%増の348,803百万円になりました。営業利益は667,238百万円、営業利益率は191%になりました。

2024年第1四半期(4ー6月)
売上高は前年同期比21.58%増の355,454百万円になりました。営業利益は20,025百万円、営業利益率は6%になりました。

日本トムソンの四半期業績推移

日本トムソンの四半期業績推移

EPS・1株配当・配当性向の推移


希薄化後EPSは前年度比25%減の133.04円になりました。1株当たりの配当は前年度と変わらず40円になりました。配当性向は30%になりました。

日本トムソンのEPS・1株配当・配当性向の推移

日本トムソンのEPS・1株配当・配当性向の推移

業績予想

2024年3月
2024年3月期の通期業績予想について、売上高は1兆4,500億円から1兆4,000億円に、営業利益は950億円から770億円に下方修正いたしました。

売上構成


セグメントは、4つに分類されます。セグメント別の売り上げ構成は以下の通りです。

ミネベアミツミの売上構成(2023年度)

ミネベアミツミの売上構成(2023年度)

セミコンダクタ&エレクトロニクス
スマートフォンのカメラ用アクチュエータの手ぶれ補正機構の高精度化、アクチュエータの薄型化への開発、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems、微小電気機械システム)素子に関する研究と周辺部品の開発、リチウムイオン2次電池に関わる半導体とモジュールの開発、各種センサーの開発などを進めております。さらに、スマートハウスに向けた新製品の開発を進め、スマートロックである「SADIOT LOCK」の販売を開始している。

モーター・ライティング&センシング
HDD用スピンドルモーターでは、高い信頼性が必要なデータセンター向けに最適な、当社独自の流体軸受け構造を開発しており、光学応用製品として、スマートフォンの大型化、薄型化に対応したモバイル用超薄型液晶用バックライトユニットに加え、車載製品のバックライトユニットを開発しています。

プレシジョ ンテクノロジーズ
精密加工技術の粋とも言えるミニチュアボールベアリングの用途の一つであるHDD用ピボットアッセンブリーは、トップメーカーとして、HDD市場で拡大しているデータセンター用ハイエンド・サーバーからニアライン向け用途に対応した新製品の開発や、高信頼性ピボットアッセンブリー用グリースの開発を行っています。

アクセスソリューションズ
ミネベアミツミの技術と相合させたシナジー創出で、自動車事業向けのE-Access製品の高付加価値化を目指した開発を行っています。

M&A情報

2010年 樹脂射出成形用精密金型メーカーの第一精密産業株式会社を日本みらいキャピタル(株)が運営するファンド(NMC 2002 L.P.)より買収。
2015年 ミネベア(株)及び(株)日本政策投資銀行(DBJ)が、独計測機器大手Sartorius Mechatronics T&H GmbHとその子会社の全株式を取得。(ミネベア:51%、DBJ:49%)
2017年 (株)日本政策投資銀行と共同で医療用、航空機用、産業用、及び燃料システム向けの精密機械金属加工をしているC&A Tool Engineering, Inc.の全株式を取得。
2017年 フランスの子会社NMB Minebea S.a.r.l.が航空機用精密機械加工品の製造販売を行っているMach Aero Bretigny Rectification SASの全株式を取得
2017年 NMB Minebea S.a.r.lとNMB- Minebea UK Ltd.が共同でMach Aero Components Private Ltd.の全株式を取得
2019年 ドイツの子会社Precision Motors Deutsche Minebea GmbHが、精密成形部品メーカーであるMast Kunststoffe GmbH & Co.KG及び管理サービス受託会社のMast Verwaltungsgesellschaft mbHを買収

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