ヒーロー・モトコープ(Hero MotoCorp)の市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析

1983年にヒーロー・グループとホンダモーターの合弁会社として設立されました。ホンダの技術とオートバイ製造の専門知識を活用し、大幅な市場浸透と成長を実現しました。ホンダとの提携関係は2010年に解消されます。ホンダから分離した後、社内能力を開発するために研究開発に多額の投資を行いました。同社は、グローバル成長戦略の一環として、2027 年までに 50 か国に拡大することを目指しています。近年はプレミアムオートバイの開発や電動バイクに力を入れています。

業績推移(年次)

2019年度
売上高は299,859百万ルピーで、前年度比13%減となりました。営業利益は38,991百万ルピーになりました。営業利益率は13%になりました。ロックダウンからの急速な回復に向けて進む中で、設備投資支出を半分に合理化し、諸経費の生産性向上に向けた取り組みを開始しました。また、プレミアムモデルやスクーター分野での存在感の強化や、BS-VI排出ガス規制への迅速な移行など、低迷する市場においてブランドコアの強化を継続できるよう努めました。

2020年度
売上高は315,171百万ルピーで、前年度比5%増となりました。営業利益は38,959百万ルピーになりました。営業利益率は12%になりました。

2021年度
売上高は301,063百万ルピーで、前年度比4%減となりました。営業利益は32,572百万ルピーになりました。営業利益率は11%になりました。

2022年度
売上高は347,274百万ルピーで、前年度比15%増となりました。営業利益は38,605百万ルピーになりました。営業利益率は11%になりました。

2023年度
売上高は386,432百万ルピーで、前年度比11%増となりました。営業利益は53,704百万ルピーになりました。営業利益率は14%になりました。過去最多の販売台数の製品を開発し、販売チャネルの改善や業務のデジタル化など、将来の成長加速に向けた基盤を整えました。財務実績は堅調であり、過去最高の年間収益と利益を達成しました。プレミアムおよび125ccセグメントで実施した新製品の発売を背景に、市場シェアの拡大を推進しています。

ヒーロー・モトコープの業績推移

ヒーロー・モトコープ(Hero MotoCorp)の業績推移

業績推移(四半期)

2022年第4四半期(1ー3月)
売上高は86,718百万ルピーになりました。営業利益は11,629百万ルピー、営業利益率は13%になりました。

2023年第1四半期(4ー6月)
売上高は90,766百万ルピーになりました。営業利益は12,364百万ルピー、営業利益率は14%になりました。販売台数は135.3万台でした。プレミアムタイプに注力し、今後数四半期でより多くの新モデルを発売する予定です。

2023年第2四半期(7ー9月)
売上高は97,412百万ルピーになりました。営業利益は13,556百万ルピー、営業利益率は14%になりました。販売台数は141.6万台でした。プレミアムタイプの売れ行きは非常に好評です。

2023年第3四半期(10ー12月)
売上高は100,314百万ルピーになりました。営業利益は14,118百万ルピー、営業利益率は14%になりました。販売台数は146.0万台でした。プレミアムタイプのオートバイは早い段階で成功を収めており、生産能力を増強しています。

2023年第4四半期(1ー3月)
売上高は97,940百万ルピーになりました。営業利益は13,667百万ルピー、営業利益率は14%になりました。販売台数は、前年同期の127.0万台から増加し、139.2万台でした。

ヒーロー・モトコープ(Hero MotoCorp)の四半期業績推移

ヒーロー・モトコープ(Hero MotoCorp)の四半期業績推移

EPS・配当額・配当性向の推移

希薄化後EPSは前年度比33%増の187.04ルピーになりました。1株当たりの配当は前年度比40%増の140ルピーになりました。配当性向は75%になりました。

ヒーロー・モトコープ(Hero MotoCorp)のEPS・1株配当・配当性向の推移(四半期)

ヒーロー・モトコープ(Hero MotoCorp)のEPS・1株配当・配当性向の推移

売上構成

ヒーロー・モトコープの事業は、オートバイの設計・製造の単一セグメントです。

M&A情報

2021年 トランスミッション設計技術会社Hewland Engineeringを買収

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