1929年に設立された米国に本拠を置く音楽レコード会社です。元々は米メディア大手のTime Warner(タイムワーナー)傘下企業でしたが、ロシア出身のLen Blavatnik(レン・ブラヴァトニック)氏率いるコングロマリット企業のAccess Industries(アクセス・インダストリーズ)に買収をされました。2020年に株式を再公開しました。音楽制作と音楽出版を手掛け、アトランティック、エレクトラなどのレーベルを所有し、マドンナやエド・シーラン、リンキン・パークの楽曲を管理しています。ジャンルもポップスからクラシックまで全範囲で対応しています。テンセントミュージックが大株主となっています。
2019年度
2019年の売上高は前年度比11.74%増の44.75億ドルになりました。営業利益は64.06%増の3.56億ドルになりました。営業利益率は7.96%になりました。
2020年度
2020年の売上高は前年度比0.27%減の44.63億ドルになりました。営業利益は164.33%減の-2.29億ドルになりました。営業利益率は-5.13%になりました。
2021年度
2021年の売上高は前年度比18.78%増の53.01億ドルになりました。営業利益は365.94%増の6.09億ドルになりました。営業利益率は11.49%になりました。
2022年度
2022年の売上高は前年度比11.66%増の59.19億ドルになりました。営業利益は17.24%増の7.14億ドルになりました。営業利益率は12.06%になりました。
2023年度
2023年の売上高は前年度比1.99%増の60.37億ドルになりました。営業利益は10.64%増の7.90億ドルになりました。営業利益率は13.09%になりました。
2020年はIPOの準備のために営業利益が大幅に下がっていましたが、その後持ち直しています。
2023年第1四半期(10ー12月)
売上高は前年同期比7.81%減の14.88億ドルになりました。営業利益は2.65億ドル、営業利益率は17.81%になりました。
2023年第2四半期(1ー3月)
2023年第2四半期(1月ー3月)の売上高は前年同期比1.67%増の13.99億ドルになりました。営業利益は1.24億ドル、営業利益率は8.86%になりました。
2023年第3四半期(4ー6月)
2023年第3四半期(4月ー6月)の売上高は前年同期比9.22%増の15.64億ドルになりました。営業利益は1.89億ドル、営業利益率は12.08%になりました。
2023年第4四半期(7ー9月)
2023年第4四半期(7月ー9月)の売上高は前年同期比5.95%増の15.86億ドルになりました。営業利益は2.12億ドル、営業利益率は13.37%になりました。
2024年第1四半期(10ー12月)
2024年第1四半期(10月ー12月)の売上高は前年同期比17.47%増の17.48億ドルになりました。営業利益は3.54億ドル、営業利益率は20.25%になりました。
希薄化後EPSは前年度比22.64%減の0.82ドルになりました。1株当たりの配当は前年度比6.25%増の0.17円になりました。配当性向は20.73%になりました。
音楽制作・レコーディングと音楽出版が事業の柱となります。
音楽制作
ストリーミングやダウンロードからの収入がメインとなるデジタル事業、レコード、CD、DVDなどの物販によるフィジカル事業、コンサートやファンクラブなどを行うアーティストマネジメント事業、映画やテレビ番組などへの音楽を提供するライセンシング事業から成り立ちます。
音楽出版
楽曲の著作権を作家から譲り受け、楽曲の販売促進、配置、マーケティング、管理を行っています。演奏、デジタル配信、映像などでの楽曲使用に応じて利用料を得ます。
音楽のデジタル化に対応すべく積極的に関連事業のM&Aを行っています。
2011年 アクセス・インダストリーズがワーナーミュージックを買収
2013年 EMIからクラシックの楽曲を買収
2017年 コンサート関連サービスを行うSongkickを買収
2018年 EMP Merchandisingを買収
2020年 ソーシャルメディア運営のIMGNメディアを買収
2021年 300 EntertainmentとDavid BowieのMusic Publishing Catalogを買収
2022年 中東の主要な音楽配信会社QANAWAT MUSICを買収
2022年 アフリカの主要なデジタル音楽配信・音楽出版会社AFRICORIを買収
2023年 南インド最大のデジタルメディアおよび音楽会社DIVOを買収
アクセスインダストリーズは上位株主から外れました。CEOを務めるステファンクーパー氏とテンセントミュージックが大株主となっています。