中外製薬の市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析


2001年にロシュ社と戦略的アライアンスを締結し、翌年2002年に戦略的アライアンスによってロシュ社は中外製薬の発行済株式総数の過半数を保有したことでロシュグループの一員となりました。当該会社は、治療法のない病が数多くあり、新しい薬を開発するために日々奮闘しています。中外製薬は独自の技術とサイエンスを核としてイノベーションの追求により、患者さんと社会に貢献していくことを目指しています。

業績推移(年次)
2019年度
売上高は前年度比15%増の786,946百万円になりました。営業利益は43%増の301,230百万円になりました。営業利益率は38%になりました。各バリューチェーンにおいてコロナ影響を受けるものの、過去最高の増収増益となりました。

2020年度
売上高は前年度比27%増の999,759百万円になりました。営業利益は40%増の421,897百万円になりました。営業利益率は42%になりました。修正通期予想を上回り、前年同期比で大幅な増収増益となりました。

2021年度
売上高は前年度比26%増の1,259,946百万円になりました。営業利益は26%増の533,309百万円になりました。営業利益率は42%になりました。製商品売上高の大幅な伸長を主因として、前年同期比で増収増益となりました。

2022年度
売上高は前年度比18%減の1,111,367百万円になりました。営業利益は12%減の439,174百万円になりました。営業利益率は40%になりました。Core営業利益は前年並みとなり、COVID-19関連治療薬の減少影響を除くと増収増益となりました。

2023年度
売上高は前年度比5%増の1,170,611百万円になりました。営業利益は23%増の542,002百万円になりました。営業利益率は46%になりました。国内のロナプリーブ政府納入完了や薬価改定影響等があるものの、好調なロシュ向け輸出がカバーしたため微減収となり、さらに営業利益は前年を大きく上回り、二桁増益となりました。

中外製薬の業績推移

中外製薬の業績推移

業績推移(四半期)
2023年第2四半期(4ー6月)
売上高は前年同期比18%増の315,911百万円になりました。営業利益は158,321百万円、営業利益率は50%になりました。国内のロナプリーブ政府納入完了や薬価改定影響等があるものの、好調なロシュ向け輸出がカバーしたため微減収となり、さらに営業利益は前年を大きく上回り、二桁増益となりました。

2023年第3四半期(7ー9月)
売上高は前年同期比22%増の315,678百万円になりました。営業利益は160,407百万円、営業利益率は51%になりました。海外売上、その他売上の増加が国内売上の減少をカバーし、期初予想を上回る増収となりました。

2023年第4四半期(10ー12月)
売上高は前年同期比10%増の302,073百万円になりました。営業利益は123,400百万円、営業利益率は41%になりました。売上収益、営業利益、当期利益は修正予想を上回り、過去最高の収益となりました。

2024年第1四半期(1ー3月)
売上高は前年同期比22%増の288,459百万円になりました。営業利益は136,651百万円、営業利益率は47%になりました。自社創製品の好調な海外売上を主因に、増収増益となりました。

2024年第2四半期(4ー6月)
売上高は前年同期比8%減の290,004百万円になりました。営業利益は136,691百万円、営業利益率は47%になりました。国内外の製商品売上高がともに増加し、増収増益となりました。

中外製薬の四半期業績推移

中外製薬の四半期業績推移

EPS・配当額・配当性向の推移
希薄化後EPSは前年度比19%増の235.36円になりました。1株当たりの配当は前年度比43%増の57円になりました。配当性向は24%になりました。

中外製薬のEPS・1株配当・配当性向の推移

中外製薬のEPS・1株配当・配当性向の推移

業績予想
2025年12月
今期の売上高は1,190,000百万円、営業利益は570,000百万円、営業利益率は47%、1株配当は250円を見込みます。

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