インドの大手コングロマリットである TVS グループの部門として 1978 年に設立されました。1982 年に Indian Motorcycle Pvt. Ltd. として法人化され、後に Indo Suzuki Motorcycles Pvt. Ltd. に改名されました。1987年に日本のスズキ株式会社と合弁会社を設立し、スープラ、サムライ、ショーグン、シャオリンなどのモデルを生産しました。2000年にスズキから分離した後、TVS モーター カンパニーに改名されました。2000年代初頭、TVS Motorsは、若いライダーに人気の150ccバイクのTVS Fieroや、女性向けの軽量でスタイリッシュなスクーターのTVS Scooty Pepなど、いくつかの新製品を発表しました。同社は、イノベーションと顧客中心の製品に注力し、インドの二輪車市場で確固たる地位を築きました。TVSモーターズは近年、国際市場でのプレゼンスの拡大に注力しています。同社はインドネシアとナイジェリアに製造施設を設立しており、その製品はアジア、アフリカ、ラテンアメリカの複数の国で販売されています。2021年、TVSモーターズはメキシコに製造工場を設立する計画を発表し、世界的なプレゼンスをさらに強化しました。
2019年度
売上高は189,011百万ルピーで、前年度比6%減となりました。営業利益は41,302百万ルピーになりました。営業利益率は22%になりました。309万台の二輪車の販売を記録しました。二輪車業界は、自動車保険の増加、義務的安全基準、および4.7%と推定されるGDP成長率の低下による需要の低迷により、国内市場での路上価格の上昇に大きく影響を受け、成長率は14.4%の減少となる中、TVSモーターの上半期成長率は11%の減少で業界よりも良好でした。下半期には、競合他社に先駆けて全ポートフォリオをBS-VI排出基準に対応させました。
2020年度
売上高は194,680百万ルピーで、前年度比3%増となりました。営業利益は62,025百万ルピーになりました。営業利益率は32%になりました。国内の二輪車業界全体の成長率は、前年度の18%減から多少改善され、13%減となりました。業界の四半期ごとの成長率は急激に変化しました。第1四半期はパンデミックの影響で74%減となり、市場が再開すると、第2四半期は前年同期とほぼ同額、第3四半期は13%増、第4四半期は24%増となりました。二輪車業界の通年の成長率13%減に対し、TVSモーターの国内販売台数は10%減でした。国内では販売台数に苦戦していますが、輸出販売台数は12%増となりました。
2021年度
売上高は243,882百万ルピーで、前年度比25%増となりました。営業利益は77,067百万ルピーになりました。営業利益率は32%になりました。国内二輪車業界全体の市場規模は11%減少しました。業界の販売台数は1,347万台で、2011年度の1,341万台と同水準です。業界の四半期ごとの成長は変化が大きく、第1四半期は前年同期比で85%増加し、その後の四半期はすべて前年同期比で減少し、通年では11%減少しました。TVSモーターの国内販売量は6%の減少でした。
2022年度
売上高は321,120百万ルピーで、前年度比32%増となりました。営業利益は111,569百万ルピーになりました。営業利益率は35%になりました。国内二輪車業界の販売台数は、前年度の1,340万台に対して1,550万台でしたが、8年前の1,600万台というレベルにはまだまだ及ばず、業界最高値の2,120万台からは程遠いという状況です。業界の成長率15.5%に対し、TVSモータの自律成長率は22.8%の成長を記録しました。
2023年度
売上高は392,506百万ルピーで、前年度比22%増となりました。営業利益は145,575百万ルピーになりました。営業利益率は37%になりました。
TVSモーター(TVS motor)の業績推移
2022年第4四半期（1ー3月）
売上高は80,985百万ルピーになりました。営業利益は29,229百万ルピー、営業利益率は36%になりました。
2023年第1四半期（4ー6月）
売上高は91,421百万ルピーになりました。営業利益は34,145百万ルピー、営業利益率は37%になりました。二輪車と三輪車合計の販売台数は、前年同期の90.7万台に対し、95.3万台に増加しました。
2023年第2四半期（7ー9月）
売上高は99,838百万ルピーになりました。営業利益は34,105百万ルピー、営業利益率は34%になりました。オートバイの販売台数は、前年同期の47.7万台に対し、49.3万台に増加しました。スクーターの販売台数は、前年同期の38.3万台に対し、42.0万台に増加しました。
2023年第3四半期（10ー12月）
売上高は101,258百万ルピーになりました。営業利益は41,018百万ルピー、営業利益率は41%になりました。二輪車の販売台数は、前年同期の83.6万台に対し、106.3万台に増加しました。
2023年第4四半期（1ー3月）
売上高は99,989百万ルピーになりました。営業利益は36,307百万ルピー、営業利益率は36%になりました。
TVSモーター(TVS motor)の四半期業績推移
希薄化後EPSは前年度比27%増の35.5ルピーになりました。1株当たりの配当は2024年07月08日現在で未発表です。
TVSモーター(TVS motor)のEPS・１株配当・配当性向の推移
セグメントは、車両・パーツ、コンポーネント、ファイナンスに分類されます。セグメント別の売り上げ構成は以下の通りです。
TVSモーター(TVS motor)の売上構成（サブセグメント別、2023年度）
車両・パーツ
中核事業であり、オートバイ、オート三輪車、電動スクーターの設計と製造を行っています。
コンポーネント
このセグメントに関する詳細な情報は提供されていませんが、二輪車および三輪車を構成するユニット機構（例えばエンジンやオルタネーター等）の販売を行っていると予想します。
ファイナンス
このセグメントに関する詳細な情報は提供されていませんが、製品購入に対するファイナンスソリューションを提供していると予想します。
2020年 オートバイの設計・製造をするNorton Motorcyclesを買収
2022年 電動自転車と従来型自転車の設計・製造をするSwiss E-Mobilityを買収