キーエンスの市場シェア・業績推移・売上構成・株価の分析


キーエンスは、ファクトリー・オートメーション(FA)の総合メーカーです。
1974年の会社設立以来、付加価値の創造こそが企業の存在意義であり、付加価値の創造によって社会に貢献するという考えに基づいて今まで世の中になかった商品の提供を通じて、お客様の課題を解決すること、新しい価値を生み出し続けること、にこだわり続けています。
現在ではFA用センサをはじめとする付加価値の高い商品が、自動車・半導体・電子・電気機器・通信・機械・化学・薬品・食品など幅広い業界で採用され、世界46ヵ国250拠点から35万社のものづくりに貢献しています。

業績推移(年次)
2020年度
売上高は前年度比2%減の538,134百万円になりました。営業利益は0.31%減の276,758百万円になりました。営業利益率は51%になりました。新型コロナウイルス感染症の影響により個人消費や雇用情勢の弱さが見られました。

2021年度
売上高は前年度比40%増の755,174百万円になりました。営業利益は51.05%増の418,045百万円になりました。営業利益率は55%になりました。海外では新型コロナウイルス感染症の緩和により持ち直しの動きが見られました。

2022年度
売上高は前年度比22%増の922,422百万円になりました。営業利益は19.34%増の498,914百万円になりました。営業利益率は54%になりました。新商品の開発や海外販売体制の強化をしたことにより増収増益となりました。

2023年度
売上高は前年度比5%増の967,288百万円になりました。営業利益は0.78%減の495,014百万円になりました。営業利益率は51%になりました。設備投資には慎重さが見られたが、新商品の投入や営業体制の充実により増収となりました。

2024年度
売上高は前年度比9%増の1,059,145百万円になりました。営業利益は11.06%増の549,775百万円になりました。営業利益率は52%になりました。国内では全体的に持ち直しの動きが継続し、新商品の投入や営業体制の充実に努めたことで増収となりました。

キーエンスの業績推移

キーエンスの業績推移

業績推移(四半期)
2024年第1四半期(4ー6月)
売上高は前年同期比11.22%増の247,223百万円になりました。営業利益は123,405百万円、営業利益率は50%になりました。国内において設備投資に慎重な動きがみられるものの。一部では持ち直しの動きも見られました。

2024年第2四半期(7ー9月)
売上高は前年同期比10.06%増の268,327百万円になりました。営業利益は140,560百万円、営業利益率は52%になりました。景気の先行きは未だ不透明ですが、企画開発面での充実や営業面の強化を行ってきました。

2024年第3四半期(10ー12月)
売上高は前年同期比7.69%増の259,640百万円になりました。営業利益は133,068百万円、営業利益率は51%になりました。中長期的な成長を維持する観点からも、企画開発面での充実、営業面を強化しました。

2024年第4四半期(1ー3月)
売上高は前年同期比9.17%増の283,955百万円になりました。営業利益は152,742百万円、営業利益率は54%になりました。国内では全体的に持ち直しの動きが継続し、新商品の投入や営業体制の充実に努めたことで増収となりました。

2025年第1四半期(4ー6月)
売上高は前年同期比5.60%増の261,076百万円になりました。営業利益は129,301百万円、営業利益率は50%になりました。製造業を中心に設備投資は継続している状況ですが、米国に端を発した通商問題を背景とする先行きの不透明感から引き続き慎重な動きも見られました。

キーエンスの四半期業績推移

キーエンスの四半期業績推移

EPS・配当額・配当性向の推移
希薄化後EPSは前年度比8%増の1,643.77円になりました。1株当たりの配当は前年度比17%増の350円になりました。配当性向は21%になりました。

キーエンスのEPS・1株配当・配当性向の推移

キーエンスのEPS・1株配当・配当性向の推移

業績予想
2025年3月
1株配当は350円を見込みます。

M&A情報


2025年 CADENAS Technologies AG の子会社化

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