ヨット・クルーザー・ボート業界の世界シェアと市場規模

ヨット・クルーザーやプレジャーボートメーカーの世界市場シェアと市場規模について分析をしています。ヤマハ、川崎重工、ブランズウィック、アジムット・ベネッティ、サンロレンツォ、フェレッティヨット、ボンバルディア・レクレーショナル・プロダクツ、サンシーカーといった大手ヨットやプレジャーボートの動向も掲載しています。

市場シェア

ヨットやプレジャーボートメーカーの2021年度の売上高を分子に、また後述する業界の市場規模を分母にして、2021年のヨット及びプレジャーボート業界の市場シェアを簡易に試算しますと、1位はブランズウィック、2位はヤマハ発動機、3位はアジムット・ベネッティとなります。⇒参照したデータの詳細情報

ヨット・クルーザーの世界市場シェアと業界ランキング(2021年)

順位会社名市場シェア
1位ブランズウィック4.15%
2位ヤマハ発動機3.79%
3位アジムット・ベネッティ2.95%
4位フェレッティヨット2.48%
5位サンロレンツォ1.60%
6位サンシーカー1.32%
7位川崎重工業1.15%
8位プリンセスヨット1.02%
9位ボンバルディア・レクレーショナル・プロダクツ0.97%
10位アレクサンダーマリーン0.38%
ヨット・クルーザーの世界市場シェアと業界ランキング(2021年) ©ディールラボ

ヨット及びプレジャーボート業界の世界シェア(2021年)
ヨット及びプレジャーボート業界の世界シェア(2021年)

1位は米国のプレジャーボートと船外機メーカーのブランズウィックです。マーキュリーブランドの船外機でもヤマハと首位を争っています。

2位は、日本のヤマハ発動機です。同社は水上バイク、船外機、プレジャーボート、クルーザーを手掛けています。水上バイクでは、同9位のボンバルディア・レクレーショナル・プロダクツや同7位の川崎重工と競っています。

3位はイタリアの高級ヨット、クルーザーメーカーのアジムット・ベネッティです。

4位はイタリアの高級ヨットメーカーのフェレッティヨットです。

市場規模

当サイトでは、ヨットとプレジャーボート業界の2021年の市場規模を410億ドルとしております。参照した統計データは次の通りです。

ヨットの市場規模
調査会社のグランビューリサーチによると、2021年と2020年の同業界の市場規模は85億ドルと81.5億ドルです。2030年にかけて年平均成長率5.4%で拡大すると予想されています。

調査会社のワイズガイズレポーツによると2019年の同市場規模は約77.5億米ドルです。2020年から2027年の予測期間に5.2%以上の成長率で成長すると予想されています。

調査会社のアライドマーケットリサーチによれば、2017年の高級ヨット市場の規模は57億ドルです。⇒参照したデータの詳細情報

中国やオーストラリアといった地域でレクリエーション用ボートの需要が高まっています。

市場規模成長率(前年比)
2021年85億ドル5.4%
2020年81.5億ドル5.2%
2019年77.5億ドル5.2%
ヨット業界の市場規模の推移 ©ディールラボ

ヨット業界の市場規模の推移
ヨット業界の市場規模の推移

プレジャーボートの市場規模
調査会社のグランビューリサーチによると、同業界の2021年と2020年の市場規模は425億ドルと410.8億ドルとなりました。2030年にかけて、年平均成長率4.73%で拡大すると予想されています。⇒参照したデータの詳細情報

ヨットやプレジャーボートの保有コスト

ヨットやプレジャーボートは誰でも購入することができます。日本でヨットなどの船舶を保有するためには、(1)ヨットやボートの購入費(数百万円〜数億円)、(2)マリーナでの保管費用(1フィート当たり年間3万円程度、10フィートのボートだと年間30万円)、(3)点検費用や保険料(年間20〜30万円程度)がかかります。保有や購入コストが重荷になり、ボートのレンタルやマッチングサービス(例フランスのクリック&ボート)も盛んです。

業界の動向

ヤマハ発動機

1955年に設立された日本を代表する輸送機メーカーです。楽器を手掛けるヤマハとは源流が同じ兄弟会社です。バイク、プレジャーボート、オフロード車、スノービークル、電動アシスト自転車、ゴルフカートなど幅広い輸送機を手掛けていることが特徴です。さらに詳しく

ブランズウィック(Brunswick)

ブランズウィックは、1845年に設立された米国に本拠を置くプレジャーボートメーカーです。マーキュリー(Mercury)ブランドのボートエンジン(船外機)やプレジャーボートでは、日本の大手であるヤマハ発動機と競合しています。プレジャーボートはBoston Whaler、SeaRay、LUND、Harris、Bayliner、Crestliner、Cypress Cay等のブランドで展開しています。

BRP(ボンバルディア・レクレーショナル・プロダクツ)

鉄道車両や小型飛行機に強みを持つボンバルディア社の事業部門として誕生しました。2003年に分社化され、現在はニューヨーク証券取引所に上場しています。ボートはEvinrude、Alumacraft、Maritou、Quintrexブランドで展開をしています。水上バイクはSee Doブランドで展開しています。船外機でヤマハと競います。

ボンバルディアについて

カナダのケベック州に本拠を置く航空機・鉄道車両の大手メーカーです。2001年にAdtranz(アドトランツ、ドイツ)を買収して鉄道車両事業へ参入しました。鉄道車両製造はBombardier Rail Transportationが行っています。地下鉄・都市鉄道に強みを持ちます。2020年にアルストムへ鉄道事業を売却しました。航空機事業については、機体はCRJで識別されています。2017年にエアバスが、ボンバルディアのA220などを手掛ける小型機部門に出資をしました。2020年に小型機事業の持分をエアバスに売却をしました。

AZIMUT Benetti(アジムット・ベネッティ)

1969年にPaolo Vitelli氏によって設立されたイタリアに本拠を置く世界最大級のヨット・クルーザーメーカーです。イタリアの高級ヨットメーカーのベネッティを1984年に救済買収しました。

サンロレンツォ(SANLORENZO)

1958年にジョバンニ・ジャネッティによって設立されたイタリアを代表するヨット・クルーザーメーカーです。2005年にMassimo Perotti(マッシモ・ぺロッティ)氏が買収しました。

Ferretti Yacht (フェレッティヨット)

1968年に創業されたイタリアを代表するヨットメーカーです。Custom Line、Pershing、Itama、Riva、Mochi Craft、CRN等のブランドにて展開しています。2012年に中国の重機・エンジン大手のWeichai(濰柴)グループが買収しました。

Sunseeker(サンシーカー)

ブレイスウェイト氏によって1967年に設立された英国に本拠を置くヨットメーカーです。2013年に中国の大連万達(ダイレンワンダ)グループが買収しました。

川崎重工業

1896年に松方正義の支援によって川崎正蔵氏によって設立された川崎築地造船所を源流とする日本を代表する宇宙防衛・重電大手メーカーです。戦前の神戸川崎財閥には、川崎造船(川崎重工)の他に、川崎汽船、川崎製鉄(JFE)が属していました。技術者の育成には定評があります。現在は、防衛、航空エンジン、鉄道車両、プラント、油圧機器、溶接やシリコンウエハの搬送等の産業用ロボット、造船、中大型バイク、オフロード四輪車、パーソナルウォータークラフト(ジェットスキーの商標で展開しています)、汎用エンジンを開発製造しています。さらに詳しく

Lürssen(ルーセン)

ドイツに本拠を置くヨットメーカーです。マイクロソフトの共同創業者でもある(戦艦武蔵を発見した)故ポール・アレン氏のヨットメーカーとしても知られています。

Damen (ダーメン)

オランダの防衛・造船等を手掛けるコングロマリットです。非公開企業ですが、ヨットも手掛けています。

プリンセスヨット(PRINCESS YACHT)

英国に本拠を置くヨットメーカーです。LVMHグループの傘下です。

Alexander Marine(アレキサンダー・マリーン、東哥企業)

1978年に設立された台湾に本拠をおくヨットメーカーです。LauderdaleやMiamiといったブランドで展開をしています。

Benelli(ベネリ)

イタリアに本拠を置く大手二輪車・バイクメーカーです。水上オートバイ・バイクはHydrospaceを買収して参入しました。

参照したデータの詳細情報について


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